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夏目三久「再延長はあるのでしょうか」 東京の夜間の人流は増加

   東京や大阪に出たコロナウイルス緊急事態宣言の期限まであと10日。21日(2021年5月)、「再延長はあるのでしょうか」と司会の夏目三久が問いかけた。

   20日14時の映像では、渋谷の人出は依然多い。小池百合子都知事は「(感染が)増えるも減るも、みなさまの人流。(宣言を)とりやめるかは、前回は大阪で解除といった途端に気が緩んだんです」とコメントを避ける考え。都のモニタリング会議にはきのう、都内で3週目の人流が2週目と比べて夜間で11.3%増えたことが報告された。専門家は「短期間で再びの増加に警戒が必要」と指摘した。

  • 緊急事態宣言の延長問題に関心が集まっている。
    緊急事態宣言の延長問題に関心が集まっている。
  • 緊急事態宣言の延長問題に関心が集まっている。

沖縄でも感染拡大

   緊急事態宣言が出ていない地域でも感染は拡大している。

   沖縄県の新規感染者はきのう、過去2番目の198人。政府は沖縄にあさって23日から6月20日まで緊急事態宣言を出す方針を固めた。飲食店に酒の提供自粛を求めるとしているが、県自体がこれまで業界からの反発で休業要請をためらってきた経緯があり、そこを乗り越えないことにはどこまで実効を上げられるか。

   札幌では感染者宿泊施設のスタッフ10人が感染するクラスターが発生。広島では、プロ野球・カープ球団の鈴木誠也選手ら7人が新たに感染していることがわかった。17日にも3選手が陽性だった。

   宮崎県は、公立中学の部活を中止。宮崎市内の中学校では、給食時間も生徒は前を向いて食べ、担任教諭は廊下に置いた机で離れて食べていた。山口県下関市では、ロープウエイや水族館など144の屋内施設がきょうから31日まで休業、屋外施設も県外客に自粛を求める。

   政府内では緊急事態宣言の延長論が強まっているそうだ。けさ21日付の毎日新聞は「安易に解除すればリバウンドを招きかねない」という厚労省幹部の声を伝えた。

(あっちゃん)