アカデミー賞といえば、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」に感動

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   2021年第93回アカデミー賞の授賞式の生中継を、WOWOWで見ました。作品賞、監督賞、主演女優賞の3冠を「ノマドランド」が受賞。主演女優賞は、フランシス・マクドーマンド、クロエ・ジャオという39歳の女性がアカデミー監督賞・作品賞を取りました。 アカデミー賞と言えば、様々な映画を思い出しますが、2017年のイギリスの歴史エンターテインメント「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」を最近見ました。

  • 映画の魅力とテレビの魅力(写真はイメージ)
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チャーチルになりきったオールドマンの想像を超えた演技力

   伝説のリーダー、チャーチル首相を演じるのは、ゲイリー・オールドマンです。彼は、「レオン」という有名な映画(ジャン・レノが殺し屋で、ナタリー・ポートマンが、幼いジャン・レノの"恋人"を演じた)の、悪徳刑事役でした。

   「ウィンストン・チャーチル」で、丸顔のチャーチル首相に扮するゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当したのがメイクアップアーティストの辻一弘。見事な技術を披露し、アカデミーメイクアップ賞を受賞しました。

   第二次世界大戦下でヒトラーによるイギリスへの侵攻が迫るなか首相に就任したチャーチルに、世界の命運が託されます。難しい決断を迫られた27日間を、事実をもとに描いた素晴らしい作品です。最後までヒトラーのファシズムと戦い抜くという迫力を、チャーチルの演説から感じることができました。それは、イギリス国民の団結を示した圧巻のラストシーンでした。

   チャーチルになりきったゲイリー・オールドマンの想像を超えた演技力に感動を覚え、これはテレビドラマにも共通するものだという意識を、強く持ちました。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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