2021年 6月 21日 (月)

「東京オリ・パラ」中止のW文春の説得力、開催のW新潮の暴論!週刊誌も真っ二つ――ほか5編

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JOC(日本オリンピック委)の裏金すべて知る金庫番が自殺!死人になんとかでホッとしてるのだれだ?

   6月7日の朝、JOC(日本オリンピック委員会)の森谷靖経理部長(52)が駅のホームに飛び込み、自殺したというニュースはさまざまな憶測を呼んでいる。週刊文春報道によれば、文部科学省からJOCに出向している籾井勝人・NHK元会長の娘、籾井圭子常務理事が職員を集め、「この件については外部に漏らさないように」と指示したとあれば、東京五輪にまつわる不祥事かと、誰もが思い浮かべたのではないか。亡くなる2日前に放送された『報道特集』(TBS系)で、組織委の現役職員が五輪費用について内部告発をしていたため、これが森谷部長だったのではという噂も出たが、彼は組織委に出向していないから別人のようだ。

   JOCは国内選手の強化支援などを行う。森谷部長は山下泰裕会長の下で、今年の4月に新設された経理部長に就任しているが、元もともとは西武鉄道グループの不動産会社「コクド」に入社し、若い時にJOCに派遣されている。そこで手腕を買われ、「コクド」には戻らず正規職員になった。JOC関係者によれば、裏も表も知る金庫番だったので、何か抱えていたのかもしれないという。

   ここの財源の半分以上は国からの補助金だそうだ。そのカネを巡る不祥事が相次いだ。全日本テコンドー協会など10競技団体が国庫補助金を不正利用していた、日本レスリング協会がコーチから1400万円弱の「ピンハネ」をしていた。なかでも、竹田恒和前会長が五輪招致を勝ち取るため、IOC委員側に約2億3000万円を支払ったことが発覚した。この件については、フランス当局の捜査がいまだに続けられている。

   伏魔殿のようなJOCの闇の部分を知り得る立場の人間の突然の死。もし、遺書でも残し、その中に東京五輪にまつわる何かがあれば、五輪開催などすっ飛ぶことになる。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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