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加藤浩次「ピークアウトはまだまだ先に?」 感染症専門医が示した見通しとは

   きのう2日(2021年8月)、東京都の新たな新型コロナ感染者は7日連続して2000人を上回り、2195人となった。月曜日では過去最多だ。デルタ株の感染者は900人に上り、スクリーニング検査を行われた人の約7割がデルタ株での感染だった。3日の「スッキリ」は日本感染症学会専門医の佐藤明裕氏にピークアウトについて聞いた。

   司会の加藤浩次「いま、病院の患者さんはどういう状況ですか」

   佐藤氏「発熱、咳などコロナの症状を訴える人が増えています。10代から40、50代の層が多いですね」

   加藤「今までで今が一番多いですか」

   佐藤氏「はい、一番多いと認識しています」

  • 「一人ひとりの行動」も問われている(写真はイメージ)
    「一人ひとりの行動」も問われている(写真はイメージ)
  • 「一人ひとりの行動」も問われている(写真はイメージ)

「人と会う予定を1つでも減らす」

   そういわれると、改めて驚く。加藤「患者の状況はどうなのでしょうか」

   佐藤氏「患者さんが病院にかかりたいと思っても、きょうすぐに診てもらうことがなかなか厳しくなっています」

   菅首相は2日、コロナ感染者の療養方針を示したが、「重症化、重症化リスクが高い人を重点的に入院させ、それ以外の軽症、中等症の人は自宅療養を基本とする」というものだ。佐藤氏は「菅首相が決めなくても、現場レベルでそうせざるを得ない状況になっています」と話す。

   加藤はデルタ株について聞く。「デルタ株は相当感染力が高いので、もう一度再認識しなければいけませんね」 佐藤氏「その通りです。まだまだ増えますので、本当に注意が必要です」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「いくらデルタ株が強いからと言って、どうして信じられないくらい増えているのか、という疑問しかないのです。佐藤先生として、こうして欲しいということは何かありますか」

   佐藤氏「まず、人と会う予定を1つでも減らすことですね。ロックダウンなどの話がありますが、間に合いそうにはありませんので一人ひとりがちゃんとするしかないですね」

   ロバート・キャンベル(日本文学者)はワクチンについて聞いた。佐藤氏は「2回接種した人もこれまで通りマスクをしっかりして、人と会うことを避けるという基本的なことです」

   加藤「ピークアウトはまだまだ先になりそうですか」

   佐藤氏「今週、来週、数が減ることはないと思います」

   加藤「もう一度、一人ひとり行動を改めなきゃいけないですね」

(一ツ石)