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「日本人の可能性を示してくれた」 日本女子バスケ「銀」で橋本五郎が分析

   きのう8日(2021年8月)、東京五輪バスケットボール女子決勝で日本はアメリカに75-90で破れたが、銀メダルに輝き、男女を通じて初めてメダルを獲得した。「スッキリ」はその原動力に迫った。元日本代表キャプテンの吉田亜沙美さんは次のように語る。

   「やはり、身長の高さでは勝てない分、足を使って、頭を使って、走りきって、ディフェンスを固めて走り切る。一人一人が40分間、最初から最後まで徹底して、日本のバスケットをやり切るっていうこと。それを支えたのが世界一の練習量でした」

3ポイントシュートの成功率

   そして、もう一つ日本の強みがある。3ポイントシュートだ。「全選手が3ポイントシュートを打てるということ。今回、日本の武器として世界に証明できたと思います」と話す。離れた距離から狙う、まさに「飛び道具」だった。

   中・高・大とバスケットをしていたという小澤征悦(俳優)「日本が決勝戦でアメリカと戦うなんて信じられない。見ていて感動しました」

   司会の加藤浩次「日本が世界と戦うというモデルになりましたね。データを見るとわかるんです」

   平均身長はアメリカ184センチ、日本は176センチ。3ポイントシュートは日本190本→73本成功(成功率38.4%)、アメリカ111本→39本成功(成功率35.1%)

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「日本人の可能性を示してくれたと思いました。身長、パワー、いずれも外国人はすごい。そういう中で日本が生き残る道は何なのか、ということを一生懸命考えて、それを練習し実践した。これはバスケットに限らず、いろんなことを教えてくれたと思いました」

   加藤「なるほど、確かにスポーツだけでなくて、われわれのデメリットをメリットに変えるということですね。仕事も全部そうですね」

   橋本「企業だってそうですよ。日本の中小企業がコツコツ努力して開発し、世界に席巻するということも可能なんです。コツコツする尊さをすごく教えてくれました」

(一ツ石)