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千葉の音楽フェス、感染対策は? 「めざまし8」のカメラが捉えた実態

   音楽フェス「SUPERSONIC 2021」が千葉県のZOZOマリンスタジアムで9月18日・19日(2021年)の2日間にわたって開催され、約1万3000人の観客が集まった。千葉県では5000人以下、定員の50%以下という基準が設けられていて、延期や規模縮小を要請していた千葉市が後援を取り消す中での開催となったが、会場ではどのような感染対策が行われていたのか。「めざまし8」は20日(2021年9月)の放送で独自取材の徹底検証を行った。

   開場1時間前のスタジアム入り口をみると、すでに500メートルほどの行列ができている。しかし、入場待ちの観客に対して、スタッフは繰り返しソーシャルディスタンスを呼びかけている。入場時には「マスクは鼻まで」と注意喚起し、不織布マスクを着用していない人にはマスクを渡して付け替えの指示も行っている。

   酒の持ち込みや酔った状態での入場は禁止されていて、あごマスクで酒の缶を持つ人はスタッフから注意を受け、酒は没収。入場口とは違う方向へと連れて行かれた。酔ってふらふらの女性は入場を断られた様子で、番組の取材に「私たちに責任があると思うけど、酔っ払ってたから入れないってことになった。普通に歩けるのに入らせない。ショックだった」と語った。

  • マスク着用の徹底も求められた
    マスク着用の徹底も求められた
  • マスク着用の徹底も求められた

「一部の人の行動で...」

   会場内では、客席のパイプ椅子は交互に逆向きに置かれていて、一つおきにしか着席できない。係員も巡回していて、鼻マスクや大声で話す人を見つけ次第注意を行う。アーティストが入れ替わるタイミングでは、すぐに席を移動せず案内を待つようアナウンスをするなど、観客の移動で密が発生しないよう統制も取られていた。

   しかし、会場では徹底した感染対策を行う一方で、駅から会場までの路上には放置された酒の空き缶も確認された。来場者からは「一部の人の行動で、今回のフェスも『やっぱりな』と思われる。運営の方はきちんとされている。あとは来場する人のモラルにかかっている」といった声も出ている。

   MCの谷原章介「しっかり対策した上で開催されていた」

   後藤礼司(愛知医科大学助教)「モラルを徹底させるため、情報番組が伝えてもらうことも大切」

   谷原章介「EXITのお二人はイベント開催難しいと感じられることはありますか」

   兼近大樹(お笑いコンビEXIT)「自治体の判断で中止、延期になっている場所もある。面白いボケをしても、配慮なのか笑ってくれないことがある」

   りんたろー。(EXIT)「ちゃんとすべっているときもある」

   西岡孝洋・情報キャスター「Jリーグカシマスタジアムでは、県内県外の入場口を分け、県外在住の来場者にはワクチン2回接種、または1週間以内のPCR検査か抗原検査を求めた。B'zのライブでは、ワクチン接種証明書もしくはPCR陰性照明を任意で提出してもらい、協力者にはステッカーをプレゼントした」

   橋下徹(弁護士)「大賛成。政府は接種証明書義務化に踏み込まないが、民間事業者は証明書を求め、入場させないというのは自衛措置としてある。飲食店は営業を止められるくらいだったら証明書を求めるのは当然。実証実験もやらないといけない。実証実験やってないのは日本だけ」

   後藤礼司さん「何人の方が集まるとどのくらい感染が出るのか。いろんなデータをとらなければいけない」

(みっちゃん)