2024年 4月 19日 (金)

どうなる「段階的な緩和」 人流抑制&酒類禁止から新発想に?

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   現在19都道府県に発令中の緊急事態宣言と、8県に適用中のまん延防止等重点措置だが、政府は明日28日(2021年9月)にも今月末の全面解除を視野に入れた決定を下すとみられている。「めざまし8」が都内各所の様子を取材したところ、解除を前に夜の街にはコロナ禍前の光景が戻りつつある。

  • どうなる「宣言」解除後の「規制」
    どうなる「宣言」解除後の「規制」
  • どうなる「宣言」解除後の「規制」

「めざまし8」が都内の居酒屋の様子を紹介

   都内の居酒屋では24日、お酒とともにカラオケを楽しむグループの姿が。取材すると全員がワクチン接種を受けた上で飲み会を開いているという。別のグループは近所の仲間や身内だけでひっそりと飲み会を行っていた。午後9時過ぎの新橋では居酒屋に呼び込みを行う人の姿が見られたほか、渋谷では午後10時を過ぎても多くの人の姿が。マスクをしていない人の姿も目立つようになり、歌舞伎町で横断歩道を渡る歩行者を定点観測したところ、1時間で116人のノーマスクや顎マスクがカウントされた。ノーマスクの人たちは番組インタビューに「肌荒れする。苦しい」「ワクチン2回打ったのでもう大丈夫かな」と訴える。

   人流が戻ってくる一方で、新規感染者の減少は続いている。東京都のモニタリング会議ではその理由についてワクチン未接種者の夜間滞留人口減少のほか、五輪開会式の時間帯に東京や銀座の人出が半減するなどオリパラ期間中の人出が減少なども理由として考えられるとしている。

   緊急事態宣言解除に対し、大野元裕・埼玉県知事はきのう「営業時間短縮要請など段階的な緩和に関わる内容を明記していただきたい」と政府に対し1都3県の要望を伝えているが、今後はどのような感染対策が求められるのか。

谷原章介「段階的な出口も」

   二木芳人・昭和大学教授は「人流と感染が関連しなくなってきた。人流のデータは外出した人がどのような行動を取っているかを示すものではない。感染者減はワクチン接種や人々の感染対策の変化が主因で、医療提供体制の整備と事業者側の感染対策徹底が重要」と指摘する。

   橋下徹(弁護士)「かつては人流と感染が相関したこともあった。状況によって変わってきているが、対策が人流を抑えるということに縛られているような気がする。結局はワクチンなのかな。人流抑制しろとか、アルコール禁止しろというところから思考を変えていかなければいかないのかな」

   河崎環(コラムニスト)「ワクチンがまだなかった頃は人流を抑えなければいけなかったが、結果的にワクチンだったと証明されたようなもの。人流をおして、これまでの効果をアナウンスしたい気持ちはわかるが、本当に必要なのは若年層のワクチン普及。ノーマスクで外に出たいのであれば、きちんと2回ワクチンを受けることを進めていくこと。一気に解除するのではなく徐々に元通りにするのも大事。日本人は一気に緩んでしまう」

   MCの谷原章介「これから冬が来て、さらなる感染拡大も考えられます。段階的な出口も考えたほうがいいかもしれません」

(みっちゃん)

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