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櫻井翔と相葉雅紀やっと結婚!週刊文春が伝えていたハワイでイチャイチャの彼女や10年越しの相手――ほか3編

    中年間近の2人の男が揃って結婚を発表したことが話題である。「嵐」の櫻井翔(39)と相葉雅紀(38)のことだ。9月28日(2021年9月)夕刻、ジャニーズ事務所の公式ホームページで発表され、<嵐ファンのみならず、日本中が騒然となった>(週刊文春)そうだ。私は驚きも感動もしなかったが、この国では極々少数派なのだろう。

   櫻井は昨年1月、今回結婚した女性とハワイ・オアフ島のカイルアビーチでいちゃついているところを文春が写真と共に報じていたし、相葉に至っては彼女との同棲生活が10年にもなるそうである。

   櫻井の相手は、慶應大学の同級生でミス慶應に選ばれたこともある。地方のテレビ局に就職したが、2人の交際はすぐに噂になった。櫻井の女癖の悪さに彼女のほうが愛想を尽かし、何度か別れと復縁を繰り返してきたそうだ。耐え続けてきた彼女の一途さが櫻井に結婚を決意させたのだろう。

   それとは反対に、相葉のほうは順調に愛を育んできたようだ。事務所の「アイドルでいる間は結婚させない」というとんでもない「掟」に縛られ、波風を立てることを嫌う相葉は、慎重にタイミングを見極めていたそうだ。

   2019年11月に二宮和也が元フリーアナウンサーとの結婚を発表したことがきっかけになったようだ。これで5人のメンバーのうち3人が結婚した。不惑を迎えて、「国民的アイドルグループ」でもあるまい。活動を再開すれば、結婚生活に亀裂が走ることもある。子どもでもできたら、育児、手料理でも勉強して、子育て番組の司会でもやったらいい。もう十分にアイドル生活を満喫したのだから。

ドラマ『SUITS』のような弁護士になれるか小室圭......夢が実現しそう街ニューヨークの新婚生活

   週刊文春や週刊新潮、女性週刊誌の関心は、自民党総裁が誰になるかということよりも、小室圭の動向に集まっていたようである。もっとも、発売日前日が総裁選というタイミングの悪さもあるのだろう。

   余談だが、自民党だけではなく、芸能事務所や問題を抱えている企業は、以前から、週刊誌に不都合な曜日に会見を開いたりすることが多かった。金曜日は新聞社系の週刊誌以外は締め切りに間に合わない。今はネットで発信するから、こうしたことはほとんどなくなったようだが、今回の総裁選は、文春、新潮にとっては最悪だった。

   小室圭の話題にいこう。彼が成田空港の到着口から出てきた姿を見ていて、「艱難汝を玉にす」という言葉を思い出していた。「小室が玉か」と文春、新潮は怒るかもしれないが、甘ったるい海の王子から、目つきのややきつい精悍な大人の男になって帰国した。

   長くのびた髪を後ろで束ねたちょんまげのような髪型は野武士のようである。日本を離れていた3年2ヵ月という歳月と、楽ではなかっただろうニューヨーク生活が、彼を鍛え、たくましくしたのだろう。170人を超える取材陣の前で一礼した彼に、敵地へ乗り込んできたという雰囲気を感じたのは、私の考え過ぎだろうか。

   文春、新潮はともにトップの大特集だが、内容はこれまでの蒸し返しである。両誌ともに、小室圭が勤め始めたのは、ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパーク南側にある「ローウェンスタイン・サンドラー」という法律事務所で、全米に5つの事務所があり、350人以上の弁護士を擁していると報じている。テクノロジー、生命科学、投資ファンドの分野に強みがある大手だそうだ。小室圭はまだ試験の合否が分からないという不安材料はあるが、既にここで働き始めているそうだ。

   私がニューヨークへ初めて行ったのは30代半ばだった。ミネソタ州のミネアポリスでホームステイをしていて、友人のカメラマンと遊びに行ったのだ。機上から見たニューヨークの街は夕暮れの中で光り輝いていた。私がもう少し若かったら、この街でチャレンジしてみたかった、そう思わせる何かがこの街にはある。テレビドラマ『SUITS』のような弁護士生活を思ってしまうが、現実はそうではないだろうが、私には羨ましい。

眞子&圭の渡米前の新居「赤坂の2LDK月80万円」2人にそんなカネあるのか?金銭感覚のルーズさ心配

   小室圭帰国の話に戻ろう。彼は隔離期間を彼の意向で帝国ホテルで過ごすといわれていたが、空港を出て向かった先は母親・佳代が待つ横浜の実家だった。何が起きたのか。女性セブンによれば、帰国直前に小室圭がキャンセルしたそうだ。準備していたホテル側は驚き、あわてたことだろう。

   もっと困惑したのは警備をする警視庁だった。「彼の自宅は神奈川県で、警視庁の管轄の都内を離れる。この変更は簡単な話ではありません」(警視庁関係者)

   昔から犬猿の仲といわれる警視庁と神奈川県警である。もし事実だとしたら、わがままが過ぎるとは思うが、本当のところはどうだったのだろう。警備費は宮内庁が払うのだろうが、帝国ホテルに泊まっていれば、宿泊代はどこが払ったのだろう。このへんの小室母子の金銭感覚のルーズさが、週刊誌に突っ込まれる所以である。

   新潮は、秋篠宮眞子さんと旅立つ前、しばらくの間2人で過ごすのは、以前、婚約内定を受けた時に宮内庁が探した、秋篠宮邸からほど近い赤坂の低層マンションではないかと推測している。2LDKで家賃は月80万円超。新婚生活を送るには最高だろうが、このおカネもどこが払うのだろう。

   私のような貧乏人はすぐカネに目がいく。多くの国民の関心も実はそこにあるはずだ。眞子さんが一時金を辞退したが、ニューヨークでの彼らの生活費の面倒も、秋篠宮家が秘密裏に見るのではないかと、多くの週刊誌が報じている。そうしたことが、ネット上ではあるが、秋篠宮家への批判が広がっている背景にあることは間違いない。新潮によれば、このような声があるという。<「次の天皇は秋篠宮家から即位させるべきではないと強く思います」「秋篠宮家の皇族としての自覚のない教育が、ドミノ式に皇室を崩壊させて行くように思えます」>

   一部の極論ではあるが、秋篠宮家の存続を望まない声があることを秋篠宮が知ったら、さぞ悲しむことであろう。眞子さんと小室圭は、会見やこれからの生き方で、秋篠宮の教育や考え方が決して間違っていなかったことを、国民たちに示さなければいけない。

自民党総裁選"逆転劇"で始まった政権クルクル交代!野党にとって岸田は戦いやすい相手

   岸田文雄が新総裁に選ばれた。前評判の高かった河野太郎は党員票では勝ったが、議員票が集まらず完敗だった。週刊文春、週刊新潮ともに、この総裁選の主役は4人の候補ではなく、安倍晋三前総理だったことを指摘し、最後に笑ったのは岸田ではなく、安倍だと報じている。

   文春は、もともと安倍は岸田を推すつもりだったが、岸田対河野という一騎打ちでは岸田は勝てないと判断し、高市を出馬させ三つ巴にすることで、決選投票で岸田に勝たせる作戦を取ったと見ている。

   女系天皇容認や脱原発を掲げる河野に安倍は拒否反応があったからだが、河野の敗因は、総裁選中は女系天皇も脱原発も封印して、革新派という色を自ら薄めてしまったことにある。その上、コロナ対策を含めた数々の失敗で自ら辞任をいい出した菅義偉と"老害の象徴"二階俊博、安倍の天敵である石破茂と組んだことで、安倍・麻生VS.菅・二階という構図を作り出してしまったことだ。これでは議員票で勝てるわけはない。

   それにしても、安倍の暗躍はすさまじかったようだ。高市の眉の書き方にまで口を出したという報道もあったが、自分の愛人の如く、高市支持を訴える電話攻勢を始め、他の候補に投票しそうな議員への恫喝から、ツイッターを使って高市支持を訴えるなど、八面六臂の大活躍だった。

   もともと安倍と高市のウルトラ保守的な考え方は同じだから、ネトウヨといわれる連中とは相性がいい。文春は、高市側は元自民党議員秘書がやっているコンサルティング会社に依頼して、ネット世論を煽っていたと報じている。

   SNSのビッグデータ分析に詳しい東京大学大学院の鳥海不二夫教授によれば、高市が出馬会見を開いた10日ごろから「高市氏を支持するツイートの多くがいわゆる"ネトウヨ(ネット右翼)"層の一部によって拡散されていったようです」。さらに高市を支持するアカウントの42%が、今年1月にトランプの支持者が米議会を占拠した事件のとき、トランプを支持したのと同じアカウントだったという。

   安倍の戦略は功を奏した。高市で党内のウルトラ保守派を取り込み、決選投票で高市の票を岸田に回すことで河野が総裁になるのを潰す。想定外だったのは、高市が第1回目で議員票を114票(河野86票、岸田146票、野田34票)も集めたことだった。

   河野を応援した小泉進次郎は「完敗だ」と肩を落とした。文春は、露骨な河野潰しに動いた安倍と、岸田潰しに動いた菅との亀裂は決定的なものとなったが、菅の側には河野や石破、小泉など国民の人気者たちがそろっているので、彼ら非主流派が強い力をもつという権力構図が出来上がり、党内の大分裂という禍根を抱えたと書いている。そうだろうか。河野、石破、小泉は総裁選に勝つために集まっただけで、政策を突き合わせて手を組んだわけではない。負けたのだから雲散霧消していくに違いない。

   私は、河野でなく岸田になってよかったと考えている。しかし、彼が名宰相になるとは露ほども考えていない。岸田は開成高校の野球部に所属していた時、レギュラーの二塁手だった。私も高校時代は野球部にいたが、二塁手というのは守りの要だが地味なポジションである。

   長嶋や王や清原は絶対やりたがらなかったはずだ。岸田の政治家人生も派手なところはない。菅はナンバー2では成功したのに、ナンバー1になって大失敗した。岸田もトップに立って成功するとは思えない。安倍の傀儡、安倍=岸田政権といわれ続けるに違いない。小泉長期政権の後、短期間で総理が次々に替わった。同じようになるに違いない。

   河野だったらこうはいかない。国民の意見に耳を傾けない困った政権になると思うが、化けの皮が剥がれるまでの時間がない。衆議院選挙は11月には行われる。改革派のイメージが残ったままの河野自民党と戦うのは、今の野党には荷が重すぎる。

   その点、イケメンという点を除けば、岸田は戦いやすい相手である。有権者も岸田で自民党が変わったとは思うまい。野党は仲間割れをしている場合ではない。自民党にひと泡吹かせるという大同につくべきだ。まとめられない枝野立憲民主党なら存在理由はない。そして天王山は来年の参議院選になる。(文中一部敬称略)