2024年 4月 25日 (木)

ようやく結ばれる「眞子&圭」に"悪意"と思わざるを得ない週刊誌報道⁉ 揣摩臆測の限りを尽くすやり方は、ここまでくるとやり過ぎではないか――ほか2編

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告発状は東京地検特捜部から3日後に突っ返された

   新潮同様烈しいのは女性セブンである。小室圭の母親・佳代が不正受給で「刑事事件への暗転」ときた。「巨悪は眠らせない」という伊藤栄樹元検事総長の言葉を引用して、佳代が東京地検に刑事告発され、詐欺罪で逮捕されるかのような書きっぷりである。

   たしかに告発状が出されたのは事実のようだ。これを出したのはジャーナリストの篠原常一郎という人物。1つは遺族年金不正受給疑惑、2つ目は、傷病手当をもらいながら、知人の店で働いていた保険金詐欺疑惑である。

   だが、結論をいえば、この告発は東京地検特捜部から3日後に「返戻(へんれい)」、つまり突っ返されていたのだ。新潮もこの件を記事にしているが、差し戻されたことは書いていない。

   このように"悪意"があると思わざるを得ない報道の嵐の中、26日には2人の記者会見が開かれる。全国民注視の中で、どのような形で行われ、何を語るのか。

   私は、質問を事前に受け、宮内庁担当記者に限定して行われると思っていたが、どうやら、週刊誌も含めた開かれた会見になるという情報が多い。

   場所は帝国ホテルが有力だそうだ。その場合も、まず眞子さんと小室圭の結婚報告と、それに関するやり取りがあり、眞子さんが席を離れた後、小室圭が記者からの質問を受けるというかたちになりそうだ。

   手ぐすね引いて待っている週刊誌記者たちの悪意に満ち溢れた質問に、小室圭は太刀打ちできるのか。眞子さんの夫として、人間として、弁護士としてやっていけるかの大きな試金石になるはずだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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