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輸入牛肉の高騰は続くのか? 「爆食」中国で牛タン店「1時間半待ち」の実態⁉ 買い負けるわけだ

   輸入牛肉の価格が高騰している。「爆食」中国の牛肉ブームで、アメリカ産牛肉の取り引きで日本が買い負ける問題。「日本の業者がこれまでのように買い付けできない事態が起きています」と、食料自給率の問題を22日(2021年10月)の「モーニングショー」で司会の羽鳥慎一が取り上げた。

  • (写真はイメージ)
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このまま自由化を進めると自給率は...

   日本の食料自給率は1961年度に78%あったのが2020年度は38%。東大大学院の鈴木宣弘教授は「このまま自由化を進めると2035年度には13%を下回る可能性がある」と指摘する。

   異常気象やコロナ禍で世界の食料生産が激減する中、中国では牛肉人気が高まり、スーパーは「1日3回も在庫を補充する」ほどという。日本式の焼肉店が2021年は前年の25%ふえ「牛タン店は土日、1時間半待ち」だそうだ。

   それだけ世界的に値段が上がり、アメリカ産牛バラ肉は1年前の80%高という。輸入肉だけでなく、国産牛や75%を輸入に頼るエサの飼料、それを運ぶ船賃も高騰する。大豆や食用油もだ。

   玉川徹(テレビ朝日)「食料自給率の議論は前からあり『買えばいい』の意見もあったが、(いまや)『いつまでも買えますか』の話ですよ。安全保障は軍事だけでなく、食料も問題だ。コロナで一時的なことだと考えてはいけない」

   羽鳥「危機感を持たなければ。農業政策も、今回の選挙で、ものすごく大切なことです」

(あっちゃん)