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木下都議ようやく辞職、「再出発」の言葉に玉川徹「(有権者は)選びますかね」

   無免許運転を繰り返したとして在宅起訴された木下富美子都議(55)がきのう22日(2021年11月)、辞職した。今月9日には議員を続ける意向を示していたが、きのうの記者会見の前に小池百合子都知事に進退について相談し、「ここはいったん退き、これで人生が終わるわけではなく、今回の不祥事を反省し、再出発をするときには相談に乗るというお話も頂きました」と述べ、辞職を表明した。

議員報酬3か月分は寄付、11月分は「そこは検討したい」

   木下氏は今年5月から7月にかけて無免許運転を7回繰り返したとして、道路交通法違反の罪で在宅起訴された。この罪は3年以下の懲役または50万円以下の罰金とされる。交通事故の裁判に詳しい高山俊吉弁護士は「木下議員は辞職したため、社会的裁判を受けたと判断され、罰金で済まされる可能性が高いが、懲役刑の可能性もある。罰金なら7件分が加算され100万円~150万円ほど科せられる可能性がある」といっている。

   木下氏は議会に出席しなかった先月までの議員報酬3カ月分約190万年を女性や子どもを支援している団体などに寄付したといっている。11月分については「議員の仕事は議会に出ることだけではございません」と述べ、記者に「11月分の報酬は受けとる意向か」といわれると、「そこは検討したい」と含みを持たせた。

   司会の羽鳥慎一「辞職はやむを得ないと思いますが」

   菊間千乃(弁護士)「都民が選挙前にこれほど無免許運転していたことを知っていたら、選んだだろうかと思いますね。無免許運転についての意識が相当低いと思いました」

   羽鳥「なんでこんなに決断が遅くなったのかと思います」

   玉川徹(テレビ朝日)「やめるにあたって、いったん退くとか、再出発とか、そういう言葉がありましたが、(有権者は)選びますかね。これからも出て来る人がいるかもしれない。有権者はだまされたということになるのか」

(一ツ石)