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<1年前のワイドショー> 「医療崩壊」に現実味 GoTo「中途半端」対応に批判も

   <1年前のワイドショー> 昨(2020)年の今頃は、コロナ感染拡大による「医療崩壊」が心配されていた。

   当時の(J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿をみると、「まさにギリギリ、コロナ治療の病院最前線!」(12月2日、日テレ系「スッキリ」)で、重症者を受け入れている昭和大学病院にカメラが入り、現場の実態を伝えた。さらに「大阪・通天閣が赤色点灯! 新型コロナウイルス感染の非常事態」(4日、日テレ系「スッキリ」)では、大阪府の吉村洋文知事が「病床がひっ迫した非常に厳しい状態」として、不要不急の外出自粛を呼びかけたことを伝えた。

  • 昨年の今頃、医療崩壊の危機が叫ばれていた
    昨年の今頃、医療崩壊の危機が叫ばれていた
  • 昨年の今頃、医療崩壊の危機が叫ばれていた

ワクチンへの期待と不安

   こんな事態にもかかわらずGoToキャンペーンを続けた政府の対応に批判が集まった。政府と東京都は、東京発着GoToトラベルについて、65歳以上の人や基礎疾患のある人を対象に自粛を呼びかけるという中途半端な策にでた。「なんで65歳以上? GoTo東京発着自粛に疑問と戸惑い!」(2日、フジテレビ系「とくダネ!」)で、「一緒に旅行に行くときに65歳以上の人だけダメと言えますか?」という旅行会社の戸惑いを紹介した。

   他方、世界では待望のワクチン接種が始まり、「いよいよ英・米で来週からコロナワクチン接種始まる! 日本でも『特例承認』で早まる可能性」(1日、テレビ朝日系「モーニングショー」)では、国内でのワクチン接種への期待と不安の声を取り上げた。

   改めて昨年のワイドショーをみてみると、現在の「オミクロン株」への政府のあたふたぶりと重なり、不安は募る一方だ。

(ムギ)