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もし「南海トラフ地震臨時情報」が出るとTVはどう伝える? 安住アナが「予め知識を」と解説

   「週末、地震が相次ぎました。怖い思いをした人も多かったと思います。そこで、『南海トラフ 臨時情報』について注目したいと思います」と司会の安住紳一郎が6日(2021年12月)の「THE TIME,」で解説した。

   「ひょっとしたら『南海トラフ 地震臨時情報』という、今まで1回も出たことのない情報が初めて出るかも知れないと、そんな緊張感が走りました」とTBS解説委員(災害担当)の福島隆史さんが語った。

   先週金曜日の3日、山梨県大月市では震度5弱、3時間後に和歌山県御坊市でも震度5弱の地震が発生した時のことだ。和歌山県沖といえば、南海トラフからほど近いところ。福島さんばかりでなく災害担当の記者の間では、そんな言葉がよぎったという。

  • 気象庁サイトより
    気象庁サイトより
  • 気象庁サイトより

特別番組に

   その理由について、杉山真也アナが説明する。「(金曜日の地震は)震源は四国と和歌山の間の紀伊水道、規模はM5.4。南海トラフの想定震源域にありました。南海トラフの予測としては30年以内にM8~9クラスの地震が70%~80%の可能性で起きる、最大震度7、太平洋沿岸で大津波も想定されています。場所が想定震源域だったことと、比較的大きな地震だったので緊張が走ったというわけです」

   南海トラフ地震の臨時情報の発表の流れはどうなるのか。司会の安住によると、「まず前兆として、想定震源域でM6.8以上の地震、通常と異なる地殻変動の情報を収集して、5分~30分後に臨時情報調査中という段階になった時点でテレビ番組などは特別番組になるそうです。そして、最短で2時間後に調査の結果が発表され、巨大地震警戒なのか、注意なのか、それとも注意する必要がないのか、発表されます。この間ずっと、テレビは特別番組を続けるということのようです」

   「実際に巨大地震警戒となりますと、M8以上、通常の100倍程度。注意だとM7程度、通常の数倍程度。それぞれ退避、避難の指示が出るということになります。もしかすると、近い将来、そういった報道があるかも知れませんので予め知識を蓄えておいてください」

   「コロナに注意が向いていますが、地震はいつ起きてもおかしくありません。準備だけは綿密にしておきたいところです」

(一ツ石)