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マグロって「手で獲れるの?」 初競り話題吹き飛ぶ体験談(モーニングショー)

   新春といえばこの話題だ。東京・豊洲市場のマグロの初競りがきょう5日(2021年1月)早朝に行われ、青森・大間産の211キロのマグロが1688万円の最高値で「一番マグロ」となった。「モーニングショー」はこのマグロを釣り上げた「大間のマグロスナイパー」に焦点を当てて伝えた。

   ことしの一番マグロを釣り上げたのは、地元で有名な「大間のマグロ3兄弟」の一番下の弟で、「大間のマグロスナイパー」こと菊池一夫さん。大間観光土産センターでは、菊池さんの船の名前が書かれた「第三十八大運丸 菊池一夫モデル」の帽子が1個5500円で売られているほどだ。

  • 漁の方法もいろいろ(写真はイメージ)
    漁の方法もいろいろ(写真はイメージ)
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一番マグロの価格の推移も紹介

   一夫さんは2016年に大間で漁獲量1位を獲得し、「家が2、3軒建つ」ほどの借金をして2017年に船を新調した。一番マグロとなった知らせを受け、番組の取材に対し、「跳びあがるほどうれしい。(お金は)船の借金返済に充てる」と話していた。

   斎藤ちはるアナウンサーは、一番マグロの価格の推移を伝えた。豊洲市場移転後初の初競りとなった2019年には3億3360万円、令和初となった2020年は1億9320万円と高騰していたが、2021年は新型コロナの影響もあって2084万円、ことしはさらに安い1688万円となった。ことしの一番マグロを競り落としたのは、寿司店を経営する「オノデラグループ」と水産仲卸業者「やま幸」だった。

   ここまでは一番マグロの話題だったのだが、MCの羽鳥慎一が「安部さん、マグロ獲ってましたよね」と、コメンテーターの「リディラバ」代表の安部敏樹に話を振った後、大きく脱線。社会問題の体験ツアーを事業化し、東大で社会起業の授業を教えている安部は、かつてオーストラリアでマグロ漁師も体験したそうで、「獲ってきたマグロを半年間ほど海の沖合で太らせて、船でそこまで行って、ダイバースーツを着て飛び込んで、手でとるんですよ」「外網の中を回って泳いでくるのを、しっぽつかまえて、エラの中に手を入れてグルっと回す。ギャグみたいなんだけど、本当にそういう獲り方があるんですよ」と説明した。

   これに玉川徹(テレビ朝日社員)や浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」前統括編集長)は「手で獲れるの?」「なんでそういうことしようと思ったんですか」と興味津々。この後、羽鳥に一番マグロについてコメントを求められた玉川は「安部さんの話があまりにもショッキングだったので、何をしゃべるか忘れちゃった」と驚きが隠せない様子だった。

(キャンディ)