2022年 5月 23日 (月)

トンガ噴火と津波警報の関係 専門家が推測するメカニズムとは

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   トンガで15日(2022年1月)爆発した海底火山の影響で日本をはじめ世界各地に津波が起きた。しかし、この津波は「これまでの津波ではない。到達が早すぎる」。どんなメカニズムで起きたのか。17日の「モーニングショー」が分析した。

   日本時間の15日午後1時。南太平洋のトンガ諸島で海底火山が「世界的に見て過去最大規模」の爆発をした。日本の気象庁は6時間後の午後7時過ぎ、「津波による被害の心配はない」と発表した。しかし、日付が16日に変わる前後になって、鹿児島県奄美市で120センチ(午後11時55分)や岩手県久慈市など、トンガから8000キロ離れた日本列島各地で「潮位変化」が観測された。気象庁は16日午前0時15分、奄美群島・トカラ列島に津波警報を、北海道から沖縄までの広い範囲に津波注意報を発令した。

  • 番組ツイッターより
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「モーニングショー」が伝えた状況

   日本では5年ぶりの津波警報だった。気象庁は午前2時過ぎの記者会見で、「今回の潮位変化は、地震に伴い発生する通常の津波とは異なる。今まで私たちがこういった現象は知っておりません」。警報が発令された鹿児島県奄美大島では、高台へ避難する車で大渋滞が発生。午前2時54分に注意報から警報に切り替えられた岩手県久慈市でも、長い車列ができた。避難した女性は「油断していました。大丈夫だろうっていう情報があったので」。別の女性は「赤ちゃんいるので、急いでミルクとか全部詰めて。びっくりして頭の中が追い付いていない」。

   夜が明けると、日本各地で様々な被害がわかった。高知県室戸市では、5隻の漁船が転覆、5隻が行方不明になっていた。いずれも「引き波」の被害にあったとみられる。宮城県石巻市周辺では、ちょうどカキ漁の最盛期。潮位が70センチ上昇。午後2時に注意報が解除になったが、1割程度の被害が出た。一方、神奈川県では、16日未明から朝にかけて、津波警報の緊急速報エリアメールが一部の人に20回以上、警報音とともに配信されるトラブルが発生。配信システムを委託された業者が、プログラムを設定ミスしたことがわかった。米国西海岸のカリフォルニア州でも。現地時間の15日に最大1.3メートルの津波が到達した。

   トンガでは、広い地域で大規模停電・通信インフラ遮断され、詳しい被害状況の確認が難航している。在トンガのニュージーランド外交官は、「まるで月面の風景のようだ」。ラグビー元日本代表のタウファ統悦さん(大阪在住)は、母や妹など身内6人がトンガに住んでいるが、噴火の1時間後に妹から電話がかかってきた。「雷の音や子供の泣き声が聞こえた。11時ころにもう一度電話したら出なかった」

   気象庁は(1)潮位変化が津波の到達予想より「2時間半も早かった」(2)日本全国で、15日夜に一時的に気圧が変化した、ことに注目。西出則武・元気象庁長官は、「まだ検証されていないが、空振(衝撃波)が海面を押したことで、津波を起こしたのでは」。

(栄)

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