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給付金「2億円」詐取事件で国税職員ら逮捕 役割分担は?

   きのう2日(2022年6月)、東京国税局鶴見税務署職員・塚本晃平容疑者が逮捕された新型コロナ持続化給付金の詐取は、男女7人のグループで、黒幕は中東のドバイに逃走中だという。共犯として逮捕され、連行される様子がたびたび流れる佐藤凛果容疑者(22)はどんな役割だったのか。けさ3日の「THE TIME,」で、番組進行の杉山真也アナが報告した。

  • 多額の給付金が詐取された(写真はイメージ)
    多額の給付金が詐取された(写真はイメージ)
  • 多額の給付金が詐取された(写真はイメージ)

「THE TIME,」で指摘した「指南役と申請役」

「塚本容疑者らはLINEに『持続化給付金指南チーム』というグループを作り、勧誘した大学生らに不正受給の方法を指南していました。このLINEで、不正受給の指南役と申請役は連絡を取り合っていたと見られています」

   佐藤容疑者はその申請役で、新潟出身、都内の大学に通い、不動産会社に勤務していた。はじめは塚本容疑者らの暗号資産投資グループに誘われ、不正請求の申請もやるようになった。「申請はしたが詐欺とは知らなかった」と容疑を否認している。

   ウソの確定申告や帳簿を偽造するにはある程度の専門知識や経験が必要で、こうした事は塚本容疑者がやり、佐藤容疑者がその申請書類を届けに行ったということのようだ。被害額は2億円。それって、みなわれわれの税金である。

(カズキ)