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相葉雅紀のキャラとマッチした好企画 テレ東らしいユルさ満載

   「相葉雅紀の人生クイズ~クイズ監修バカリズム~」。相葉雅紀初のテレ東冠番組はテレ東らしいユルさ満載、相葉のキャラともマッチした好企画だった。「相葉雅紀の人生クイズ」とあるので、てっきり相葉の人生を振り返るものかと思ったが、そうではなく、街行く人たちにインタビューし、その人生をのぞき見。VTRの中からバカリズムが独特の感性でクイズを出題するもの。

  • 相葉雅紀さん
    相葉雅紀さん
  • 相葉雅紀さん

「バカリズム考案」とあるだけで...

   放送は5月29日(2022年)。収録が行われたのは浦和の鹿島湯。町場の銭湯での収録がユルさを醸し出しているのは言うまでもない。回答者は相葉のほか、鹿島湯の3代目主人と、取材で知り合ったという三重県のスナックのママ。バイきんぐ小峠英二と、現在、テレ東ドラマ「花嫁未満エスケープ」に主演する岡崎紗絵がいるにも関わらず、素人を回答者にして、タレント2人が見守り役というのも面白い。

   青森県五所川原市や大阪府東大阪市などのインタビューもあったが、やはり面白かったのは、バカリズムと小峠の出身地でもある福岡県田川市。スナックの客の情報で小峠が地元に帰った時、女性をお持ち帰りしたが、爆睡して何もしなかったという話。話のなかで出てきた「風の丘スキップ」というホテルの名前が出題されるなど......。

   収録場所がスタジオ以外というのは「家、ついて行ってイイですか?」だし、街行く人のVTRがメインというのは、昨年秋に終了した笑福亭鶴瓶の「チマタの噺」とかぶる。自局の番組をいいとこどりして、新しい番組を作るのもテレ東の持ち味!? 番組内で相葉と小峠が仲良しで一緒にツーリングに行く仲という話も出ていて、相葉が小峠を「英二ちゃん」と呼ぶのも新鮮。なにより、相葉が楽しそうだったのでまたやって欲しい。できればレギュラーで。

   それにしても、「バカリズム考案」とあるだけで、面白いんじゃないかと思ってしまうから不思議。これぞ、バカリズムマジック。岡崎は番宣で、2人は素人。実質、タレントは相葉、バカリズム、小峠の3人だけとコスパも良さそうだ。

(子守熊)