<今週のワイドショー> 節電と熱中症対策「あちら立てればこちらが立たぬ」 テレビはどう伝えた?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   今週(2022年6月27日~)は、6月なのに、29日までに東北北部を除き全国で梅雨が明け、記録的な猛暑に見舞われました。猛暑は電力使用量を押し上げ、今度は供給が足りなくなるとして節電を求められています。

   しかし、エアコンを使わないと熱中症の危険があり、政府などからは節電の一方でエアコンを使いましょうと呼び掛ける、「矛盾」とも思えるメッセージが出ています。そこでまた控えていたエアコンを使い始めると、再び停電する危険が出てくるわけで、「あちら立てればこちらが立たぬ」という困った状況が続いているようです。

  • 暑い夏が…
    暑い夏が…
  • 暑い夏が…

記録的猛暑のナゼ

   各局ワイドショーはじめニュース番組は、この関係に折り合いをつけるのに腐心し、節電は「無理のない範囲で」、エアコンは「正しい使い方で」と付け加えています。

   そもそも、この記録的猛暑はどうして起きているのか。(J-CAST)ワイドショー通信簿をみると、「最短梅雨に連日の記録的猛暑 加藤浩次が放った気になる質問」(6月28日、日テレ系「スッキリ」)は、気象予報士の松並健治氏の説明を紹介しています。

   松並氏によると、原因は「ラニーニャ現象」だといいます。南米沖の太平洋赤道域で海面水温が平年より低くなる現象で、世界中の異常気象の要因と言われています。2020年に静岡県浜松市で41.1度を記録したのもラニーニャの年で、今年はさらにチベット高気圧も強まる予想、とあります。

   電力ひっ迫を取り上げた、「電力『逼迫注意報』で節電効果 玉川徹『アナウンスだけで改善、日本人はすごい』」(6月28日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、東京エリアでの節電が効果を発揮し、電力予備率が改善したことを取り上げています。

   玉川徹さん(テレビ朝日)は、「日本ではアナウンスメントだけで、これくらい改善するとは。同調圧力という言葉はいい意味では使っていなかったけど、逆に『和の精神』というか、やっぱりすごいと思いました」と語っていました。

   研究者はどう見ているのか、「猛暑と温暖化の関係 加藤浩次の質問に識者が答えた内容」(6月29日、日テレ系「スッキリ」)は、東京大学教授で国立環境研究所・上級主席研究員の江守正多氏の説明を紹介しています。

   江守氏は、人間活動による温室効果ガスが大気に溜まっていることが原因だとし、このまま温暖化が進むと、世界の平均気温は2100年には産業革命時に比べて最大5.7度上昇。日本では1日に200ミリ以上の大雨が2.3倍になり、強い台風などの災害が増えるなど、様々な影響が出てくると予想しています。産業発達と環境破壊も「あちら立てればこちらが立たぬ」関係にあり、どう両立を図っていくかが問われています。

   猛暑や豪雨の頻度は多くなり、程度も強くなっています。日本各地で最高気温40度超が当たり前になるのも、遠くはないかもしれません。

(コムギ)

姉妹サイト