コロナ感染「急増しています」(永島優美アナ) 「BA.5」の正体とは

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   「最近、急増しています」ときょう6日(2022年7月)の「めざまし8」でMCの永島優美アナウンサーが切り出したのは、新型コロナの新規感染者のニュースだ。5日、東京では前の週の同じ曜日から2倍以上に増え、全国の感染者数も3万人を超えた。番組では、従来のオミクロン株より感染力が強いとされる「BA.5」への置き換わりについて伝えた。

   東京の5日の新規感染者数は5302人で、4月28日以来となる5000人超えとなった。過去最多となった愛媛県の中村時広知事は「完全に感染拡大局面に入った」との見方を示した。

  • 感染拡大の傾向が続いている
    感染拡大の傾向が続いている
  • 感染拡大の傾向が続いている

感染拡大の背景は?

   感染拡大の背景について、後藤茂之厚労相はきのうの記者会見で「ワクチンの3回目接種と感染によって獲得された免疫が減衰していくこと、さらにオミクロン株の新たな系統への置き換わりの可能性がある」と説明した。

   オミクロン株は第6波の初期に「BA.1」系統が流行し、その後の主流は「BA.2」系統となっていたが、最近「BA.5」系統が増加している。「BA.5」については、動物実験などでは「BA.2より重症化が高い」というデータもあるという。

   東邦大学の小林寅喆教授「BA.5は感染力としてはBA.2より1.3~1.4倍強い。ただ、オミクロン株の中での変異株なので、デルタ株からオミクロン株に移り変わったような急激な増加ではなく、ゆるやかに増加していくと考えられます」

   来週4回目のワクチンを接種するという若狭勝弁護士は「初歩的な質問ですが、BA.1とBA.2があって、BA.3とBA.4はないんですか」と小林教授に質問。「1から5がありますが、感染力などによって淘汰されて残ったのがBA.5。たまたま日本では3はほとんどありませんでしたが、外国では報告がありますし、アメリカでは今もBA.4が10数パーセントを占めています」と小林教授は説明していた。

(キャンディ)

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