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長万部に突如30m超水柱 研究者「大変なことに」と懸念する理由 (スッキリ)

   先週8日(2022年8月)、神社の境内で突然噴き上がった北海道・長万部の水柱はいよいよ勢いを増し、周辺住民は「轟音で眠れない」と訴え、見物人迷惑も発生している。けさ17日(2022年8月)の「スッキリ」で阿部祐二リポーターが現場から伝えた。

  • 番組ツイッターより
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阿部祐二リポーターが現地報告

   阿部「水柱は当初は30メートルほどでしたが、いまは40メートルになっているといいます。建物でいうと13階くらいの高さになります。地鳴りもしてますね」

   近くには住宅地があり、住民は「24時間の轟音で、窓開けては絶対寝られないね」「水しぶきが流れてきて、洗濯ものなんか干せない」と話し、駐車してある車も汚れてしまっている。

   阿部「水柱から50メートル弱くらいのところに来ましたが、ミストのように水滴が流れてきます。路面も濡れています。音がまたすごく、耳栓して寝ている人もいるそうです」。その阿部を映しているテレビカメラのレンズにも水滴がポチポチとつく。

   もうひとつ、住民を悩ませているのが見物人たちだ。車でやって来て、住宅街に駐車したり、渋滞が発生している。長万部町では町役場の駐車場を利用するよう呼び掛けているが、混乱は解消していない。

   実は、のん気に見物などしているようなことではないらしい。北海道立総合研究機構の髙橋徹哉・専門研究主幹は「メタンガスと一緒に地層水、地下水が噴き上がっているのだと思います。火が付いちゃったりすると大変なことになります」と警告した。町は噴出が止まるのを待って埋めるしかないとしている。

(カズキ)