国税庁が「日本産酒類振興ビジネスコンテスト」 堀池亮介アナ「賛否の声があがっています」

   酒離れが進むなか日本産の酒類の業界を活性化させる目的で、国税庁が主催するプロジェクト「サケビバ!」が物議をかもしているとして、26日(2022年8月)の「めざまし8」が取り上げた。

  • 国税庁サイトより
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「サケビバ!」

   サケビバ!の公式サイトでは、「お酒のこれからを自分たちで考えよう」「日本産酒類の発展・振興を考えるビジネスコンテスト」と、日本産の酒類業界の活性化を図るため需要喚起に向けた新サービスや販売手法など若者目線のアイデアを募っている。

   しかし街の声を聞くと「キャンペーンやることはいいことだと思うが、なぜお酒なのか。平等性を持たせてあげないと、ほかの業種からは不満が出ると思う」「飲んでいる人の中だけでお酒がもっと回っていくことになっても、効果を感じられるかわからない」「今必要なのかというのが率直が気持ち。コロナで苦しんでいる人を救うとか、被災地の復興に当てるとか、やることがあると思う」等々。そんななかで最も目立った意見は「結局税収。居酒屋とか飲み屋を盛り上げようではなく、お酒というところが、やっぱり税金ということなのでは。酒離れと言って逃げているんじゃないか」というものだった。

   国税庁の担当者は「コロナ化で厳しい環境にある酒類業界の発展が目的。税収目的ではない」としたうえで「飲むことに限らず、日本産のお酒に親しみを持ってもらうことが重要」と話している。

   堀池亮介アナが「国税庁主催のこのキャンペーンに賛否の声があがっています」と言うと、 フジテレビ解説委員の風間晋は「今、政府全体で日本経済を回さなきゃいけないという至上命令がある。すると、経済を盛り上げるための企画がどんどん政府に持ち込まれるわけです。それが国税庁の場合は酒税がらみの企画が持ち込まれてきて、税収ということではなく、日本を元気にするためだというふうに採用されてお金がどんどん出ていく。そこが狙いだと思いますけど」とコメント。

   堀池アナな「税収目的ではなくとも、見方によってはこういう意見も出てくるということです」とまとめた。

(バルバス)

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