国葬反対の国会前デモ 「THE TIME,」が伝えた参加者の声

   安倍晋三元首相の国葬に反対する大規模なデモがきのう国会議事堂前で行われたことを1日(2022年9月)、「THE TIME,」司会の安住紳一郎アナウンサーが伝えた。市民や野党議員ら4000人以上(主催者発表)が集まり「個人の国葬に税金を使うな」「憲法違反」の声を上げた。

  • 国会前でデモが行われた
    国会前でデモが行われた
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各社の世論調査では...

   映像はきのう18時過ぎ、議事堂前はぎっしりと人でうずまった様子を伝えた。参加した大学院生の女性はTBSの取材に「国会とかを通さず、議論をへずに閣議決定。その意思決定のプロセスが無茶苦茶じゃないですか」と話した。「国葬より国会を開け」「国葬を民主主義の葬式にしてはいけない」との批判もあった。「閣議決定だけで何でも決めるな」「死者を神格化する儀式」といった声を取り上げた新聞もある。

   安住アナウンサー「JNNの調査(8月6、7日)では賛成は42%、反対は45%でした」

   毎日新聞の世論調査(8月20、21日)では賛成30%、反対が53%もあった。政府よりの数字がよく出るともされる読売新聞の調査(8月5、6、7日)でも「評価する」49%、評価しない」46%にのぼった。

   安住「政府は国民一人一人に弔意の強制はしないとしていますが、岸田首相は各省庁において弔旗の掲揚や黙祷を行うことを決定しました」

   国民世論は反対多数かせいぜい賛否拮抗の状態というのに国葬を強行すれば、異様な歴史の一場面が9月の東京で繰り広げられかねない。

(あっちゃん)

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