「あの注射の中身は何だったんだろう」 「ワクチン詐欺院長を逮捕」の怖い点 (スッキリ)

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   新型コロナワクチンを接種していないにもかかわらず接種証明書を発行し、自治体から委託料1万4000円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで都内クリニック院長の船木威徳容疑者が逮捕された。なぜこんなことが起きたのか、今日13日(2022年9月)の「スッキリ」は事件の詳細を報じた。

   逮捕された容疑者は、近隣からは「人当たりが優しい感じ」という一方で、「先生が横柄で母が怖がっていた。違う病院に変えました」という声も。また、以前から「ワクチン開発は金儲けの手段。副反応で死亡しても国は責任を取らない」とワクチン接種に否定的。SNSには「どうしても接種証明書だけを欲しい人もいる。証明書だけを交付している人がいるのは容易に想像できます」などと投稿していた。

  • ワクチン接種めぐり「事件」に(写真はイメージ)
    ワクチン接種めぐり「事件」に(写真はイメージ)
  • ワクチン接種めぐり「事件」に(写真はイメージ)

下川美奈「絶対にあってはならない」

   ワクチンの接種証明は、入ってきたワクチンのロット番号と患者の個人情報を入力することで登録されるため、実際には打っていなくても接種証明は発行される。院長はワクチン接種に否定的な札幌市の知人女性からの依頼で虚偽の登録を行っていたとみられているが、医師と女性は新型コロナワクチンを「殺人ワクチン」、接種証明書を「なんちゃって証明」と呼ぶ投資セミナーでつながりがあった。

   虚偽の登録はこれだけではない可能性もある。ワクチンを去年2回打ってもらったという女性は、3カ月後にクリニック関係者から「中和抗体調べてみて」と連絡があり、不審に思いながら検査を受けると抗体値が0.01と打っていない状態と同じ数値。保健所に相談して再度接種すると抗体値は1453.90となった。このクリニックでは、他に接種済の5人から「抗体値が上がっていない」と相談が寄せられている。

   この女性は「ワクチン反対の思想をお持ちなら最初から断っていればいい。あの注射の中身は何だったんだろう」と不安を口にする。

   このクリニックには、13都道府県230人の接種記録があるという。

   司会の加藤浩次「ワクチンを打ちたいという患者さんに対して違うものを打っていた」

   下川美奈(日本テレビ報道局)「絶対にあってはならない。証明書がないと海外に行けないなど、悩んでいる人につけこむのも悪いが、打ちたい人に打たないというのは論外。ワクチン反対なのであれば最初から仕入れなければいい」

   ヒロミ(タレント)「打ちたくない人がいるのもわかるが、接種証明だけ欲しいというのは詐欺になる。なんでこういうことになっちゃうのか」

   ロバート・キャンベル(日本文学者)「(SNSで証明書だけ交付するのは想像できるというのは)ウチはこういうことをしますよと呼び込んでいるように見える。この容疑者は地域の医療に関わっていて、信頼がある方が通っているが、深刻な人権侵害。患者としては全く知らずに(接種済と思って)家族の元に戻る。かなり大きな犯罪」

(みっちゃん)

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