村上宗隆、王さんと並ぶ55号 加藤浩次「(王さんの記録は)僕も生まれていない年」

   「日本プロ野球界に新たな歴史が生まれたんです」。きょう14日(2022年9月)の「スッキリ」で、弘竜太郎アナが興奮気味に伝えたのは、ヤクルト村上宗隆(22)が13日の対巨人戦で放った、シーズン本塁打55号の快挙だ。日本選手としては、1964年の王貞治(巨人)に並ぶ、58年ぶりの最多記録。今シーズンはまだ15試合が残っており、どこまで記録を伸ばすかも注目が集まっている。

   きのうの試合で村上は、まず4回裏に54号ソロを打った。これだけでは終わらず、最終回9回裏ツーアウトの場面で打席が。ファンの期待に応え、左中間席に55号が飛んで行った。

  • 村上宗隆選手の活躍に注目が集まっている(写真はイメージ)
    村上宗隆選手の活躍に注目が集まっている(写真はイメージ)
  • 村上宗隆選手の活躍に注目が集まっている(写真はイメージ)

日本新記録ペース

   この快挙に王貞治・ソフトバンク球団会長も「バッターとしての強烈さを5年目で出しているのがすごい。残り試合でどこまでいくか楽しみ。60本も夢じゃない気がする」とコメントした。

   試合後の会見で、記録を一番伝えたい人を聞かれた村上選手は「やはり野村克也さん(元ヤクルト監督)には、王さんの記録を破れとヤクルト1年目に言われていたので、報告したいと思います」と淡々と答えていた。

   「王さんの記録を出したのは1964年ですよ。僕も生まれていない年ですよ」と司会の加藤浩次。「それから日本選手ではもう(記録が)生まれていなかった。もうないんだろうと思われてきたんだよね。これすごいわ」と興奮気味だ。

   シーズン最多記録は、2013年のバレンティン(ヤクルト)の持つ60本。今シーズンは143試合あり、ヤクルトは128試合を終えた。残る15試合でどこまで記録は伸びるのか。

   「このままのペースでいくと、61本ペースです。つまりは日本新記録です」と弘アナが伝える。

   さらに55本の記録は、王は入団6年目24歳4カ月だったが、村上は入団5年目22歳7カ月で達成した。王は通算868本の世界記録を持っている。

   加藤から「このペースでいくと村上の通算は?」と聞かれた弘アナ。「通算はね......ちょっと計算できません。すみません」とあせってこたえ、松田丈志(競泳元日本代表)から「つまりは世界記録ペースってことですよね」とフォローされていた。

   村上は現在、打率、打点も断トツのセリーグ1位で3冠王にもなりそうだ。達成すれば18年ぶりとあり、これにも期待がかかっている。

(コムギ)

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