2024年 3月 29日 (金)

「幻のコロッケ」何年待ち? 今春番組の放送時から増えていた年数

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   「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)。先日見た回の激レアさんは、「作れば作るほど損をする『幻のコロッケ』を30年先まで作り続けることが確定してる人」、兵庫県高砂市にある「旭屋」というお肉屋さんの3代目店主ニッタさんだった。9月5日(2022年)放送回。

   <あるメニューが上質な肉を使い過ぎてコストオーバー! しかもそれが爆発的人気で予約が30年待ち>と紹介されたニッタさん。日々増加する現在の待ち年数を訊かれて、「今日注文していただいて、30年と6カ月です」と。

  • テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」番組サイトより
    テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」番組サイトより
  • テレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」番組サイトより

若林正恭のラベリングは「商売下手の~」だが...

   番組では、弘中綾香アナがいつものように、なぜこんなことになってしまったのか、をアナログな手書き文字や手描きイラストを使ったフリップで説明。「神戸牛の美味しさを日本中に届けたい」と思った店主が、お手頃価格で提供できるコロッケならと、サイコロ状にカットされたA5ランクの神戸牛で作る「極みコロッケ」を販売。原価はなんと700円! それを当初は300円で販売していたというから、この時点でマイナス400円になる。手作りで1日200個作るのが精一杯というが、とすれば、1日8万円の赤字。作れば作るほど損をすることになる。

   そこまでは店主も想定済みだったとか。それでも、コロッケを食べたお客さんが神戸牛の美味しさに気づき、ほかの商品を買ってくれるのではないか、と思っていたそうだが、そうはならず、コロッケの美味しさが口コミで広がり、さらには、テレビなどで取材されることでまた、注文が殺到し、待ち年数が増え続けて、現在30年待ちという結果に......。

   にわかに信じ難い話だが、今年3月22日放送「所JAPAN」(フジテレビ系)で、このコロッケが話題になった時はたしか27年待ちだった。その時、所さんも注文したことを思い出したのは、店内に「27年待ち」と書かれた所さんの色紙が飾られていたから。あれからわずか5カ月でもう4年も増えている。

   実際の極みコロッケをみると、本当に美味しそうで、食べてみたい! と思うのもわからないでもない。この番組で取り上げられたことで、また待ち年数が延びるに違いない。私も注文しようかと思ったが、さすがに30年後に受け取る自信はなく......。

   番組では最後に若林正恭が「激レアさん」のラベリングをするのが恒例で、今回は「商売下手の極みコロッケの人」。毎日の「極みコロッケ」の赤字でも店がつぶれないんなら結構商売上手のような気もするが......。

(くろうさぎ)

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