群馬・前橋、住民を困らせる広瀬川の大騒音 原因に谷原章介「驚きますね」

   群馬県前橋市の閑静な住宅街を流れる川の騒音が「あまりにもうるさくて眠れない」と住民を困らせている。「原因は2年前に上流にある発電所で起きた人為ミスでした」と、27日(2022年10月)のめざまし8で永島優美アナウンサー。何があった? なぜ2年間も放置した?

   雨でも降ればゴオーッと茶色い水が激しい勢いで流れる広瀬川。「2年ぐらい前から急にうるさくなった。どこに言っていいかわからない」と流域住民。「本当にもう地響き」というほどだから笑い事ではない。番組がきのう騒音測定器で測ると、雨の後でもないのに70デシベル。環境省によると地下鉄並みだそうで、窓を閉めた室内でも50デシベルあった。

  • フジテレビ「めざまし8」公式ツイッターより
    フジテレビ「めざまし8」公式ツイッターより
  • フジテレビ「めざまし8」公式ツイッターより

三浦瑠璃「県がもっと早く把握するべき」

   さらに「歩くと、水しぶきでシャワーを浴びる感じ」「水しぶきで洗濯物が乾かない」「冬は歩道が凍る。北西風に乗って(車の)フロントガラスが霜げる」のだそうだ。

   ここには市街河川を使った水力発電所を県企業局が設置しているが、それが2年前の定期点検中に水が入って制御装置が故障し、発電を停止した。水門を閉じ、本来は発電に使わない水を流す「余水路」と本流の合流部分の段差に大量の水が集中し、滝のようになったらしい。

   司会の谷原章介「そういう状態に驚きますが、放置したことにも驚きますね」

   県は「住民に迷惑をかけ申し訳ない」と認め改善する方針で、来年2月の農業用水提起断水のタイミングで遮音壁などの応急措置を予定する。ただ、発電所再稼働工事はまだこれからで、完了は遅ければ2030年という。修理メーカーが限られ、入札が不調に終わったためという。

   三浦瑠麗(政治学者)「群馬県は水力発電所の多い県だが、街中にあると、こういう問題が起きる。応急措置であっても早くできないか考えなければ。県がもっと早く把握するべきだったと思う」

(あっちゃん)

姉妹サイト