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「この道路は私有地、4万円払え」トラブル 加藤浩次の感想は?

   茨城県神栖市のシーサイド道路を行くと異様な情景に出くわす。通行止め、ド派手な看板。「私有地につき無断侵入した場合は四万円を徴収」「支払ができない場合は車を預かります。預かり料1日4万円」。こんな状態が18年以上続いている。所有者の男(70)が今週5日(2022年12月)に通行人とのトラブルから傷害容疑で警察に逮捕されたこととともに9日のスッキリが伝えた。

  • この道路は?(写真はイメージ)
    この道路は?(写真はイメージ)
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迂回すると約5分

   看板はまだある。「警告WARNING」「注意 STOP」「KEEPOUT!」と立ち並び、バリケードや赤色灯も。「トラブルや係争について当市は一切関与しない 神栖市」というのもあった。「すごい文言」とあきれ顔の大竹真リポーターがきのう、現地に設置されたインターホンを押したが応答はなかった。

   ここにあるシーサイド道路は全長20キロ、その一部500メートルが私有地にかかると所有者が1996年に自治体を提訴、争いは最高裁までいき、2004年に私有地と認める判断が下った。市のホームページには迂回案内が掲載されている。私有地部分を使えば1分、迂回すると約5分。

   こうした問題に詳しい弁護士によると、私有地に通行料設定は可能だが、不当な額の徴収は無効で、封鎖やドライバーの足止めは監禁罪にあたる可能性があるそうだ。実際に「車が閉じ込められ4万円を払った」という地元男性もいる。トラブルが絶えず、市は「15年以上やり取りを続けている」という。

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「道路を造るときに確認していなかったのか。迂回(今はもう)すればいいだけの話だ。こんなことに(市は)精力を使うなと言いたい」

   司会の加藤浩次「私有地だからどんな主張をしてもいいとは思う。トラブルに対しては厳しくやった方がいい」

   2001年の映像では私設の通行料は1万円、それが今は4万円。これが妥当か、非常識行為か、さあどうか?

(あっちゃん)