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「すみません」の連発にげんなり ネガティブ口癖はこう叩き直す

   人に話しかけるのに「すみません」、何か頼みごとをされたら「すみません」......。悪いことをしたわけでもないのに、つい「すみません」が口をついて出てしまう――心当たりがある人、いませんか。

   知らずしらずのうちに「すみません」が口癖のようになっていて、もしかしたら周囲の人の不快感を招いているかもしれませんよ。

怒ってるわけじゃないのに

   「掲示板ミクル」に、「すみませんが口癖で困惑」というスレッドが立てられた(2016年6月4日)。

つい言っちゃう
つい言っちゃう

   すみませんを連発しているのは投稿者の職場のアラサー女性。

   「これお願いします」と頼めば、「すみません!すみません!やります!」。「明日の会議なんだけどこの資料でおねがいします」と言えば、「はい!すみません!すみません!」。「これは明日までだそうですよ」と言えば、「すみません!」。

   と、何を言っても、どう話しかけても「すみません」を連発するのだという。

   誰も怒ったり、たしなめたりしているわけでもないのに「すみません」ばかりが返ってくる。やめてくれるようお願いしても、「あ、はい、と言うが、すぐまた、、、」。仕事もやりづらく、言葉を交わすのも面倒くさくなってきたと愚痴っている。

   こうした職場の嘆きに対して、

「普通のこと話しても頼んでも、すみませんすみませんって毎回言われたら、頼みづらくなっちゃうよ なんかこっちが意地悪してるみたい」

と、同じように閉口しているという声が書き込まれたり、

「うちの職場にもいますよ。そういう人なんだなと割り切って、仕事がスムーズにいけばいいか!と適当に接してます。とは言え私も人間だからイライラする時もあります」

と、同様の「すみません」連発を受け流せずストレスを感じる人のため息が聞こえてきた。さらに、

「止めてより、代わりにこう言って下さいという指導の方が直しやすいかも。『はい、○○ですね。』と復唱して貰っては」

と、建設的なアドバイスも寄せられ、対応が難しいこの問題についての議論が深められた。

ポジティブ語に言い換えよう

   なくて七癖。癖になってしまった以上、「やめて」と言われてもそう簡単には改まらないものだ。しかし、実際のところ、これだけ周囲の顰蹙を買っていることが分かってしまえば、何とかしてやめたいと意を決する人も出てくるだろう。

   女性向けサイト「マイナビウーマン」では、すみませんなどの「ネガティブ語」をやめるコツを伝授している(13年7月1日)。

   同記事によると、ネガティブ思考から発せられる「すみません」が問題であって、その言葉からさらなるネガティブ思考に落ち込む連鎖を断ち切らなければならないという。

   そのためには、ポジティブな言葉を口にするようにしたり、プラス思考を意識したりすることで、プラスの結果を手に入れるという「クエイズム」という自己暗示の方法が有効だと紹介。「すみません」の代わりに「ありがとう」「助かりました」を使うようにとアドバイスし、言葉の合間のクッションに「すみません」を使ってしまう人は、「お手数ですが」「よろしければ」などの言い換えを覚えておくとよい、と手ほどきしている。(MM)