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不二家の製品にガの幼虫、消費期限に偽りも

期限切れ原料の使用で問題となっている不二家で新たに、チョコレート箱にガの幼虫が混入していたことと、消費期限を社内基準より1日長く表示したシュークリームを出荷していたことがわかった。2007年1月19日付の北海道新聞読売新聞などが報じた。
チョコレートは神奈川県の平塚工場で製造され、旭川市内のスーパーで2006年10月に販売されたもの。工場の製造ラインで混入したと思われ、同社は購入者に謝罪していたが、製品は回収せず、保健所にも届けなかった。J-CASTニュースの取材に不二家の広報担当者は「幼虫混入の事実は確認しているが、卵はなかった。購入した方への謝罪は済ませており、解決した問題と認識していた」と答えた。
消費期限を偽っていたのは大阪府の泉佐野工場製造のシュークリーム約1万4600個。大阪府の調査で判明したもので、工場長は「本社も了承している」と府に説明したと各紙は報じており、組織ぐるみだった可能性が高い。こちらについて広報担当者は、「確認中なので、詳細なコメントは差し控えたい」と話している。