J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ふくおかFGと九州親和が経営統合へ

福岡銀行熊本ファミリー銀行を傘下に置く「ふくおかフィナンシャルグループ」(FG)は2007年5月2日、親和銀行(本店・長崎県佐世保市)を傘下に置く九州親和ホールディングスに対して、経営統合を含めた支援に乗り出すと発表した。ふくおかFGが親和銀行を資本支援することを柱に、5月中をめどに具体策をまとめ、08年3月期中の経営統合を目指す。
親和銀行は長崎県内の建設・不動産業者などの融資先の経営不振により、貸倒引当金の積み増しなどで07年3月期の最終損益は673億円の赤字になる見通しとなり、自力での再生を断念した。経営統合が実現すれば総資産11兆5,000億円(06年3月末)となり、横浜銀行を抜いて地銀トップとなる。