社会保険庁に年金加入記録を照会したが、「記録が見当たらない」とされた人が、2006年8月21日から07年3月末までで2万635人に上ることが同庁の調べで分かった。このうち、社会保険事務所で「見当たらない」とされたことに納得せず同庁本庁に再調査を求めている人が262人いる。照会した人は218万8,488人だった。同庁企画課は、「中には記憶違いだったと納得する人もいた」としているが、領収書などで「記録があるはず」と確認されたのが06年末時点で55人おり、これらは社会保険事務所などで記録を紛失したと考えられる。