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セカンドライフ探検隊
汗を流さない「スポーツ」体験してみよう!

   リアルライフの余暇はスポーツで汗を流す、という人は多いだろう。汗こそ流れないものの、インターネット上の仮想三次元空間「セカンドライフ」でもさまざまなスポーツが体験できる。サッカーにゴルフ、ウインドサーフィン。欧米のユーザーが8割を占めるセカンドライフだが、日本人が主宰する日本人向けの「遊び」も増えつつある。

モトクロスレースで踊りまくる「レースクイーン」

モトクロスレースのメイン広場では、レースクイーンたちが陽気に踊っていた
モトクロスレースのメイン広場では、レースクイーンたちが陽気に踊っていた

   インプレスR&Dが『セカンドライフ公式ガイド』の発売を記念して、モトクロスレース・イベントを開催する――そんなリリースを目にした筆者は、当日5月17日の夜、impressRDシムの特設会場に足を運んでみた。

   いきなり目についたのは、踊りまくるレースクイーンのアバター。華やいだムードのなか、イベント参加者たちは予選レースに出場したり、テント内に用意された豚汁をすすりながら、椅子に座って雑談したり、と思い思いに楽しんでいるようだ。筆者も予選レースに出場してみたものの、バイクの操作が難しく、出走4人中で4位。3位の倍以上のタイムで完走するのがやっとだった。

   決勝レースの約30分前になると、シムの管理者でガイドの編集者だというアバターが登場し、チャットでのスピーチが行われた。「(ガイドには)誤植があります」「誤植かよw」といった具合で、話し手と聞き手の垣根はなく、雑談のような打ち解けた雰囲気なのが印象的だ。

   このイベントでは公式ガイドの優待販売もあわせて行われていた。レースクイーンの周囲には常時10~30人ほどのアバターが集まり、賑わっていたが、ガイド販売場所には人影はまばらだった。ガイド編集者の「買った人いる?」との問いに応じたのは数人にとどまった。

   決勝が近づき、参加者が増えたせいか、画面表示に乱れが発生。一部のユーザーからは「画面の動きが重く、ほとんど固まっていた」との苦情の声も聞かれた。レース後には、入賞者とのシャンパンファイトまで用意され、至れり尽くせり。ちなみに豪華?優勝商品は「公式ガイド」と「インターネット白書」であった。

セカンドライフでも「東京国際マラソン」

   ゴールデンウィーク中の5月3日には、「第1回MagSL東京国際マラソン」が開催された。セカンドライフ内のグループ(サークルに相当)「Takarajima」が企画したもので、「Ikebukuro」や「Shibuya」など、日本人向けシムを開発・販売する「MagSL」が協賛。MagSL運営の16のシムをアバターが駆け抜け、沿道では日の丸の旗が振られたという。

   爆発的に発展し続けるセカンドライフの世界。新大陸の住人たちは、新たな「遊び」のアイデアを日々生み出している。