J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「映画監督」にチャレンジした吉本芸人、映画の魅力を語る

   映画やアニメなど関西のコンテンツ産業を世界に向けてアピールするイベント「クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西」(CrIS関西)が2007年9月29日、京都市などで開幕した。アジアのコンテンツビジネスの融合をはかる「アジアコンテンツマーケットin関西」やマンガのコンテンツ産業としての可能性をさぐる「京都マンガシンポジウム」など6つのプログラムが、10月6日まで京都、大阪、神戸、田辺の各市で催される。

「国際映画カンファレンス」や「アニメ・ワークショップ」を開催

オープニングセレモニーでCrIS関西への期待を述べる下妻博・実行委員長
オープニングセレモニーでCrIS関西への期待を述べる下妻博・実行委員長

   開幕日の9月29日夜には、京都市右京区の東映太秦映画村でオープニングセレモニーが開かれ、CrIS関西実行委員会の関係者や京都国際映画カンファレンスの講演者ら約300名が参加した。挨拶にたった下妻博・実行委員長は「歴史的文化遺産を有する関西でこのようなイベントが開けることは感慨深い。今まで培った土壌で既存の産業と新しいコンテンツ産業がともに育っていくことを心から祈念している」とイベントにかける期待を述べた。

   CrIS関西は、経産省が推進する「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」のパートナーイベントとして、近畿経済産業局や大阪府、関西経済連合会、NPO法人映像産業振興機構などが実行委員会を組織して、1週間にわたって開催する「コンテンツ産業の国際見本市」。9月29日の「京都国際映画カンファレンス」を皮切りに、人気声優による「アニメーション神戸 実践型ワークショップ」(神戸市)や新人クリエイター発掘の「アジアスクリーニングフォーラム」(大阪市)、映画コンペの「田辺・弁慶映画祭」(田辺市)などが開かれる。

寛平ちゃんや笑い飯・西田の「映画トークショー」

「アジアコンテンツマーケットin関西」には映画監督に挑戦した間寛平も登場する
「アジアコンテンツマーケットin関西」には映画監督に挑戦した間寛平も登場する

   10月1、2日には大阪市中央区のマイドームおおさかで、映画やアニメ、ゲームなどのコンテンツ企業が出展する「アジアコンテンツマーケット(ACM)in関西」が開かれる。関西と韓国・中国のコンテンツ制作・流通企業がCGアニメやPCオンラインゲームなどを展示し、ビジネスマッチングの機会を提供する。

   また、吉本興業の企画で「映画監督」に挑戦中のお笑い芸人たちによるトークショーも予定されている。M-1グランプリの常連である「笑い飯」の西田幸治と「千鳥」の大悟や、間寛平らが自らメガホンをとった経験をもとに「映画の魅力」について語る。

   そのほか、日本アカデミー賞受賞映画「フラガール」を製作したシネカノンの李鳳宇社長や「ポケモンビジネス」をてがける株式会社ポケモンの伊藤憲二郎・専務取締役の講演など、コンテンツビジネスの最先端の動きをキャッチできる各種セミナーも開催される。あわせて、「日中韓文化コンテンツ産業フォーラム2007」が開かれ、「ゲーム」「アニメ」「音楽」「地域経済発展・地域連携」の4つの分科会が参加者に公開される。