J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

止まらない「エリカ様伝説」ストリップまがい、アゴであいさつ…

   「もう飽きた」との声もちらほらだが、なかなか放っておいてくれない。続々と現れるエリカ様の「都市伝説」のことだ。あちこちのアナウンサーやインタビュアーをアゴであしらって泣かせてみたり、新宿のゲイバーで胸を見せたの、見せない、で喜ばせたり。本当とはとても断定できない。ただ、これがみなウソとばかり言えない、といったところが「伝説」なのだ。

和製パリス・ヒルトン?

エリカさんの「都市伝説」を伝える各誌
エリカさんの「都市伝説」を伝える各誌

   「乳出し泥酔」との大見出しを打って、エリカ様のご乱行を伝えたのが「東京スポーツ」2007年10月2日号と「週刊アサヒ芸能」10月18日号。それによると、芸能関係者の話として、エリカさんは9月上旬、制作会社のスタッフ風の男4人と連れ立って、新宿2丁目のゲイバーを訪れた。そのときすでに、エリカさんは泥酔状態で、持ち込んだミュージックプレーヤーで大音量の音楽を流し、ノリノリだった。そして、店のカウンターに上り、クラブのお立ち台かストリップ劇場のように足を上げ下げして踊り出した。さらに、激しいダンスで、胸元が大きく開いた服から、乳がはみ出して見えたというのだ。

   アサヒ芸能では、この様子を「まさに和製パリス・ヒルトン!」と驚いてみせている。にわかに真実とは思えない話だが、結構描写が詳しいのが気にはかかるのである。

   ライターの吉田豪さんは、「SPA!」の取材で9月にエリカさんをインタビューしたときのことを、アサヒ芸能や「フラッシュ」10月23日号で語っている。吉田さんによると、エリカさんは、40分ぐらい遅刻したのにもかかわらず、謝罪は一切なし。「おはようございます」とあいさつすると、アゴで返してきたという。さらに、「大ファンなんです」と告白しても、「あ、そう」とそっけなかった。取材が終わると、マネージャーに「空調! 水! 」と命令していたという。

「潰れてしまうのは惜しい」との声も

   エリカさんは、どうもメディアからくどくど質問されるのが苦手なようだ。主演映画「クローズド・ノート」の初日舞台あいさつで、マイクを向けた女子アナウンサーに「キレた」のは、何度も同じ質問を繰り返されたからとも言われている。

   関西のテレビ局でも、一般の人の前ではないが、同様な騒ぎがあった。10月8日付「デイリースポーツ」がお笑い芸人のたむらけんじさんの話として報じたところによると、朝日放送(大阪市)アナウンサーの喜多ゆかりさん(26)が9月、映画のキャンペーンで来たエリカさんにインタビューした後、エリカさんは「だから、田舎のアナウンサーは嫌いなの! 」と吐き捨てていた。喜多さんは、エリカさんの不遜な態度に震え上がっていたという。さらに、関西では、別の女子アナも、インタビュー中、不機嫌になったエリカさんが1時間もいなくなってしまい、泣き出したことがあったとしている。

   このような伝説の数々は、本当なのか。J‐CASTニュースでは10月11日、エリカさんの所属事務所スターダストプロモーションに話を聞こうとした。ところが、前回までの取材と同様、担当者から連絡はなかった。

   ちなみに、新宿ゲイバーでの乱痴気騒ぎについては、アサヒ芸能の中で、所属事務所が「そういったことはありません。特にゲイバーに飲みに行くということはないと思います」と事実関係を否定したことが書かれている。

   フラッシュの緊急アンケートでは、エリカさんが「好き」が32.8%、「嫌い」が67.2%とおおむね不評のようだ。が、芸能通からは、むしろその個性を支持する声が聞こえる。同誌では、アイドル評論家の堀越日出夫氏が、「確かに生意気とか遅刻魔とかさまざまな話がありますが、彼女がいなくなったら芸能界はつまらないですよ」と断言している。また、大ファンと明かした前出の吉田豪さんも、同誌の中で、「伝説が目の前で見れてよかったっていう(笑)。彼女のような猛獣は原則支持なので、このまま潰れてしまうのは惜しいですよ! 」と訴えている。

   こんな話を聞いたら、エリカさんは「別に…」と喜ぶのだろうか。