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設備投資7.7%減少、GDPも下方修正へ

   財務省が2008年3月5日に発表した法人企業統計によると、07年10~12月期の企業の設備投資は前年同期比7.7%減少して13兆253億円となった。これで前年同期を下回るのは3四半期連続。業種別にみると、製造業では電気機械や鉄鋼業などで減少したものの、金属製品、輸送用機械などで増加したことで、製造業全体では同0.5%増となった。しかし、非製造業全体で同12.0%減少し、なかでも情報通信(33.5%減)やサービス業(28.7%減)、不動産(23.6%減)が足を引っ張った。
   これまで日本経済をけん引してきた企業部門が減速傾向にあることを裏付けた格好で、内閣府が近く発表する07年10~12月期の国内総生産(GDP)も下方修正されることが確実とみられる。