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インサイダー取引のNHK記者を懲戒免職

   日本放送協会(NHK)は2008年4月3日、インサイダー取引事件で金融庁から課徴金納付命令を受けた記者らを懲戒免職処分すると発表した。「報道に携わる者として言語道断の行為で、公共放送の信頼を著しく傷つけた」とコメントした。

   処分されるのは、報道局ニュース制作センターテレビニュース部制作記者の原岡英司(34歳)、水戸放送局放送部ディレクターの氏永真木(41歳)、岐阜放送局放送部記者の近藤崇(30歳)の3人。

   また、3人が当時所属していた部局の上司7人も管理監督責任が問われ、4月3日付けで減給処分となる。

   事件は07年3月8日、局内でスクープ報道を知った記者らが、回転寿司チェーンのカッパ・クリエイト(さいたま市大宮区)の株を約5000株売買したもの。金融庁は08年3月19日、金融商品取引法に基づき合計49万円の課徴金を納付するよう命令した。