公募ガイド社が2008年4月9日に発表した「ケータイ小説に関するアンケート」で、 ケータイ小説の愛読者は、その本が出版されたときにかなり高い率で「購入する」と答えたが、一般の出版物はほとんど読まないこともわかった。
アンケートの結果によると、「ケータイ小説を読む理由」として、「よく読む」人があげたうちで最も多かったのは、「作品が面白いから」で67.8%、「たまに読む」人では「気軽に読めるから」、と答えた人が73.9%だった。
「ケータイ小説をよく読む」と回答した人に対しての「面白いと思ったケータイ小説が出版された場合、改めて買いますか」の問いには、77.1%が「買う」と回答した。しかし、「1年間で購入した本、借りた本あわせて小説は何冊くらい読みますか」という問いには、「ケータイ小説をよく読む」人の66.7%もの人が「まったく読まない」と答えている。
ケータイ小説の愛読者は、ケータイ小説以外の紙媒体の出版物はほとんど読まない、という結果だった。
同社は「ケータイという媒体で気軽に小説を読み始めた人たちが、面白い作品に出会って熱心な読者になっていく」とこの結果を分析している。
対象は10代~70代の全国の男女6,272名。