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三菱UFJがアコムを子会社化 出資比率引き上げへ

   三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、消費者金融大手のアコムを子会社化する方向で調整している。MUFGは現在、2004年3月に発表したアコムとの資本・業務提携に基づいてグループ全体でアコムの発行済み株式の15%を保有しているが、2008年9月にも株式の公開買い付け(TOB)を実施して、出資比率を40%程度まで引き上げる。子会社化のための投資金額は1400億円規模になる見通し。MUFGは8月28日、「現時点では決定した事実はない」とのコメントを発表した。

   メガバンクでは、三井住友フィナンシャルグループ系のプロミスが07年に三洋信販を子会社化するなど、業績不振の消費者金融部門のテコ入れに乗り出している。MUFGも、アコムの子会社化でリテール事業の強化を図る狙いがある。