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円急騰一時99円台 株価続落1万円割れ

   2008年10月8日の東京外国為替市場は円が急騰し、一時1ドル=99円台に突入した。前日の終値から3円ほど円高・ドル安になり、100円を割ったのは4月1日以来半年ぶり。ユーロも1ユーロ=135円台となり、前日終値より4円以上高騰した。

   なお、9日はドルがわずかに戻し100円台に乗せた。

   一方、東京株式市場の日経平均は終値で前日比952円安の9203円と、1万円を割り込んだ。9.38%の下落率は、1987年10月のブラックマンデー(14.9%下落)、1953年3月のスターリン暴落(10%下落)に次いで過去3番目。7日の米国株式市場の大幅下落を受けて嫌気がさしたことで全面安に。また、米国の金融危機が欧州に波及し、EU諸国は銀行預金の保護や公的資金の投入を打ち出しているが、事態の沈静化には至らないとの見方が広がった。

   9日の日経平均は前日比45円安の9157円。これで6日続落となった。