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「赤ちょうちん」クラゲ、日本海溝で発見

   「赤ちょうちん」に似た(?)、生態が不明で希少なアカチョウチンクラゲが日本海溝域の水深500m以深の深海に多く生息していることが初めて発見された。海洋研究開発機構が2008年10月17日に発表したもので、アカチョウチンクラゲの体には、これまで知られていたウミグモ類のほか、ヨコエビ類、他のクラゲ類の幼生などが付着し、多様な生物の住み処や成育場所として利用されていることも初めて確認されたという。

   同機構の極限環境生物圏研究センターは、1997年から高精細カメラを搭載した無人探査機「ハイパードルフィン」で撮影した日本海溝などの映像をもとに、海洋の中・深層に生息するクラゲ類の調査研究を進めてきた。