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「かんぽ」一括売却、最終入札はオリックスだけ

   日本郵政の「かんぽの宿」一括売却問題で、日本郵政は2009年2月9日の衆院予算委員会で、08年12月の最終段階で応札したのはオリックス不動産1社のみだったことを明らかにした。川内博史議員(民主)の質問に答えた。日本郵政はこれまで、最終段階に残った2社のうち、オリックスの入札額が109億円だったのに対し、ホテル運営会社が61億円を提示したと説明していた。実際には、この61億円という額は08年10月31日段階のもので、ホテル運営会社は11月末には、事実上入札からの撤退を表明していた。鳩山邦夫総務相は、翌10日の会見で、

「『出来レース』がだんだん明らかになってきた」

と、手続きの不透明さを改めて批判した。