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小沢・民主党代表が辞任 ネットでは「遅すぎる」の声が圧倒的

   小沢一郎・民主党代表は、西松建設による違法献金事件で公設第1秘書が逮捕・起訴された責任を取って代表を辞任する。民主党は2009年5月11日17時から、小沢代表の記者会見を開いた。これを受けて、ネット上では「遅すぎる」「党首討論を回避したのでは」といった代表を批判する声が多数見られる。

   大手ポータルサイトのヤフーでは、辞任の意向が報じられた11日15時頃から、「民主・小沢代表の辞任表明のタイミングをどう思う?」とする意識調査、クイック・リサーチを実施した。16時現在までの約1時間で、総投票数は2万4000票を超え、関心の高さをうかがわせた。1万7000票を超える72%が「遅すぎる」と回答したほか、巨大掲示板「2ちゃんねる」でも、代表辞任関連のスレッドが多数立てられており、

「どうにもならない最悪の状況に追い込まれてやっとかよw もう、遅いわ」
「今更遅いよ……西松報道から2週間くらいで決断しないとね……」

と、遅きに失した判断であるとの見方が強い。

読売新聞の世論調査がだめ押し?

   また中には、「今朝の読売一面トップの結果が効いたんだろう」という声も目立った。読売新聞が5月11日付けの朝刊一面に掲載した世論調査(8~10日)によると、小沢代表が公設秘書の起訴後も続投していることに関して、71%の人が「納得できない」と回答した。これが小沢代表の最終決断をもたらした、という推測だ。

   「はてなブックマーク」でも、記事に対し多数のコメントがついており、「党首討論から逃げるのか」「どんだけ党首討論したくないんだよ!」など、国会で13日に予定されていた自民党・麻生首相との党首討論に言及する声もあった。