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証券監視委、インサイダー取引であおぞら銀行を強制捜査

   証券取引等監視委員会は、あおぞら銀行の男性行員が行内の融資情報などにからんで得た内部情報をもとに、不正に株式を売買した疑いが強まったとして、東京・千代田区の同行本店を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制捜査した。

   この男性行員は、顧客企業の株式公開買い付け(TOB)情報を事前に知り得る立場にあり、それらの情報をもとに株式の売買を繰り返していたとされる。今後、監視委が押収した資料を分析し、不正な取引の全容を解明していく。

   一方、金融庁も事態を重くみている。監視委の勧告を待って、業務改善命令などの処分に踏み切る。

   また監視委は、元社員のインサイダー取引疑惑を調査していたカブドットコム証券について、近く金融庁に課徴金を科すよう勧告する方向だ。