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貸付金の「総量規制」 利用者の6割が知らない

   年収の3分の1を超える貸し付けを禁止する、改正貸金業法の「総量規制」について、クレジットカード会社や貸金業者などの利用者の約6割が知らないことが、日本貸金業協会のアンケート調査でわかった。

   借り入れがある1000人のうち、総量規制を理解しているのは42.8%と、前回(08年11月)調査時よりも27.8ポイント上昇したものの、なお半数に達しなかった。

   また、消費者金融に借入残高がある4064人のうち、実際に年収の3分の1以上の借り入れがある利用者は50.2%いるが、こうした利用者は2010年6月の総量規制の導入以降、追加の借り入れができなくなる恐れがある。

   アンケートは09年8月から9月にかけて、10万6000人を対象に実施した。