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円続伸1ドル86円台 自動車株など下落、金価格は上昇

   2009年11月26日の東京外国為替市場は、米ドル円相場が一時1ドル86円台半ばまで急伸した。1995年7月以来14年4か月ぶりの高値水準。米国の超低金利政策が長期化するとの観測から投資マネーのドル離れが加速している。同日午後3時では1ドル86円56~59銭。

   円高に伴い、東京株式市場の日経平均株価は一時、9324円99銭まで下落。午前中からトヨタ自動車やホンダなどの自動車関連株や東芝などの輸出関連、三菱UFJ、みずほ、三井住友の銀行株などが大きく下げた。終値は前日比58円40銭安の9383円24銭で引けた。

   長期金利は前日(25日)に1.28%をつけたが、その後は1.29%前後で推移している。

   また、米ニューヨークでは連日、金が高騰しており、「ドル売り」資金の流入が続いている。これを受けて、東京工業品取引所の金先物価格は26日、売買高が最も多い2010年10月もので一時、前日比12円高の1グラム3370円まで上昇した。これは1983年9月以来、26年2か月ぶりの高値水準。