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眞鍋かをりと事務所「泥仕合」 「枕営業」の会話まで暴露

   タレントの眞鍋かをりさん(29)が所属事務所内「枕営業」の会話を聞かされていたと暴露するなど、事務所との裁判が泥沼化している。

「マネージャーが、そういう話を眞鍋にしていたのは事実ですね」

「妊娠した場合の中絶まで…」

   眞鍋かをりさんの代理人弁護士は、取材に対し、「枕営業」会話の存在をこう明かした。

   同弁護士によると、事務所の実質オーナーと関係を持ったので番組に出演できたタレントがいる、と眞鍋さんは聞かされていた。ただ、どのくらい頻繁に聞かされたのかは、定かではない。また、あくまでも伝聞に過ぎないので、事実として「枕営業」があったかは分からないという。

   また、このオーナーが眞鍋さんに対し、もし男女交際して妊娠した場合は、中絶するように発言していたことも明かした。アイドルを抱える芸能プロなら、男女交際を禁止している例は珍しくないが、妊娠中絶まで求めていたとすれば、異例かもしれない。

   こうした内容は、形態が変遷した事務所との契約関係不存在の確認を求める訴訟の準備書面に盛り込んだという。事務所側はこの裁判で、眞鍋さんが業務拒否したと3億円の損害賠償を求める反訴をしている。

   東京スポーツの2010年8月3日発売号でも、この書面内容を報じている。それによると、事務所ではこのほかにも、スタッフが眞鍋さんを尾行したり、眞鍋さんの携帯を盗み見したりなどしていたというのだ。

   これらについては、眞鍋さんの代理人弁護士は、「これ以上はノーコメント」として、肯定も否定もしなかった。

   眞鍋さんが訴訟を起こしたのは、実質オーナーの脱税事件で自宅の家宅捜索を受けたことを屈辱と感じるなどしたから。こうした主張も、契約を解除したことを訴える理由になるとして、裁判などで明らかにしたかったようだ。

事務所は「枕営業も妊娠中絶発言も、事実無根」

   所属事務所側は、眞鍋かをりさん側の主張に対し、どう考えるのか。

   事務所側の代理人弁護士は、「枕営業」会話の指摘に対し、こう反論する。

「枕営業というのは事実無根で、(オーナーが)そういうことをマネージャーから言われるというのはありえません。マネージャーには、まだ確かめていませんが、そんな非常識なことを言うはずはないと思います。(オーナーは)眞鍋をかわいがっていましたし、マネージャーが悪口を言ったらすぐに(オーナーに)伝わるはずです」

   また、オーナーが眞鍋さんに妊娠中絶を求めたとの主張については、「そんなことを公言したら、社会問題になりますよ。断固そんなことは言っていませんし、ありえません」と全面否定した。

   眞鍋さんへの尾行、携帯盗み見などの報道については、「事実でないことがいっぱいあり、いずれ裁判で詳細に答えるようにしたい」としている。

   事務所側は、眞鍋さん側の請求で、裁判記録の多くに閲覧制限がかかっていることを批判する。

「結果として、一方の言い分のみで、マスコミがコメントを求めてきます。場外乱闘ではなく、裁判で事実を明らかにするのが筋です。芸能人は、ある程度公的な存在なのでプライバシーの制限は当たり前。こちらは公開の場できちっと反論しようとしているのに、身勝手ですよ」

   ところで、こうした裁判の泥沼化は、眞鍋さんの芸能活動に影響を与えないのか。

   眞鍋さんは、脱税事件に巻き込まれたストレスで、過呼吸や自律神経失調症になったと報じられている。これに対し、代理人弁護士は、「事務所を辞めましたので、今は健康だと聞いています。タレント活動は、別の芸能プロを窓口に行っていきます」と話している。