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福島第1原発、原子炉建屋の二重扉開放

   東京電力は2011年5月8日夜、福島第1原子力発電所1号機の原子炉建屋の二重扉を完全に開放した。扉から空気が入ることで、放射性物質を含む内部の空気が水素爆発で壊れた建屋天井から放出されたとみられるが、開放後も1号機周辺の放射性物質の計測値に目立った変化はないという。

   9日午前には東電の作業員と経済産業省原子力安全・保安院の職員が建屋内に入り、放射線量を測定。高いところで毎時700ミリシーベルトあった。東電と保安院は今後、鉛のマットなどを使って遮蔽措置を行い、作業を本格化させていく。