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街角景気52か月ぶり「横ばい」から上向きに

   内閣府が2011年8月8日に発表した7月の景気ウオッチャー調査によると、足もとの景気の実感を示す現状判断指数は前月比3.0ポイント上昇の52.6となり、4か月連続で改善した。指数が景気の横ばいを示す50を上回ったのは、2007年3月(50.8)以来、じつに52か月ぶり。

   震災前の2月も上回る水準で、内閣府は「景気の現状は、東日本大震災の影響が残るものの、持ち直している」とまとめ、3か月連続で上方修正した。

   震災後に落ち込んだ消費マインドの落ち込みが回復。節電やクールビズ関連商品の売れ行きが好調だったことや、「地デジ」対応に伴うテレビの駆け込み需要、また自動車の生産の回復が寄与して、指数を構成する家計、企業、雇用のすべてで改善した。