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AKB総選挙、大島優子「今年はラストチャンス」 板野友美「後輩に道を譲るつもりはない」

   「国民的アイドルグループ」とされるAKB48の選抜総選挙が近づいてきた。前田敦子さんが出馬辞退し、ほかの人気メンバーの動向も注目される中、大島優子さんや板野友美さんが、まだまだやる気のある発言をして話題になっている。

   第4回選抜総選挙は2012年6月6日、東京・日本武道館で行われる。今回の総選挙については、前田敦子さんが総選挙に出馬しないことを自身の口から発表。前田さんは3月下旬の卒業発表時に「後輩のためにも、私が卒業して歩き出さなければならない」と、後進に道を譲る旨を語っていた。

「何もしないのに、いきなり譲るって訳分からない」

   2005年に秋葉原の劇場からスタートしたAKBは、その後SKE、NMBといった姉妹グループが続々登場。AKB本体も定期的に研修生として新メンバーを募集しており、確かにいつまでも人気メンバーが残っていたら、下が詰まるだろう。

   そんな中、「ともちん」こと板野さんが2012年4月18日付けの日刊スポーツで心境を語った。第3回総選挙で4位から8位に転落して危機感を持っているのかと思いきや、今回の総選挙について「目標は特にないです(笑い)。もう争いとは思っていないし、楽しめれば」とリラックスしている様子。一方で、「でも、後輩に道を譲るつもりはないです。何もしないのに、いきなり譲るって訳分からないじゃないですか」と語る。

   ソロで歌手デビューしたり、CMにも一人で出たりと大活躍しているが、自分としてはまだまだこれから、ということらしい。

「守る者」と「攻める者」が世代対決

   これまで前田さんのライバル的ポジションにいた大島優子さんも、同様の考えのようだ。17日付けの日刊スポーツでは、前田さんと同じように後輩のため出馬辞退しようか悩んでいたと語る。しかし、ドラマで共演した天海祐希さんに言われた「(自分を)脅かす存在が現れないのは、後輩がまだまだということ」という言葉で、出馬を決意したという。

   「本当は脅かす存在が現れてくれたら、ホッとできるんです。でも、現れないならば、私は今まで通りに頑張るだけ」と語っている。前田さんがいなくなるAKBを「新しく立て直さなきゃいけない」という思いがあるのだそうだ。

   26歳になった篠田麻里子さんも4月初旬、グーグルプラスに「秋元校長ーー今年も留年志願しまーす」と投稿していた。当分はAKBに籍を置く考えのようだ。

   古くからAKBにいる上位メンバーがまだまだやる気なのはAKBのファンには嬉しいだろう。ネットでも「ともちんも優子もかっこいいわ」「全くの正論。AKBは基本全員がライバル。初期メンバーはそれを良くわかってるよな」といった声が挙がった。

   ただ、AKBは2010年にブレイクしてから早くも3年目だ。女性アイドルグループの寿命は3年という説があるが、世間を飽きさせずに今後も人気を維持していくためには世代交代は不可欠だろう。上が抜けることで下が育つということもある。

   大島さんは「来年があったとしても、さすがに私も私で…、その時にならないと分からないから…。今年は(選挙で1位になってセンターに立つ)ラストチャンスなんです」とも話しており、今回が最後になるかも知れないことも匂わせていた。

   第4回選抜総選挙では、5月23日発売の26枚目のシングル「真夏の Sounds good !」に投票券が付いてくる。4月19日に公開されたPVには、前田さんや大島さん、板野さんら上位常連メンバーを「守る者」と、渡辺麻友さんや松井珠理奈さんら次世代エースメンバーを「攻める者」の2組に分かれるシーンもあった。「絶対的エース」の前田さんが抜けた今回の総選挙、どんな結果になるのだろうか。