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被災地と全国の小学生を文通でつなぐ【宮城・石巻発】

7月14日(土)、石巻鹿妻地区で学び場☆ふんばるんばを行いました。 小学校3年生の女の子2人、5年生の男の子1人、そして初参加の4年生の女の子1人の計4人が集まりました。


普段は、まず宿題から片付けるのですが、開始時刻の1時間も前から集まってくれたので、午後2時の開始時刻には既に宿題は終わっていました。


そこで、まずはタイムを計って百マス計算に挑戦です。

始まる前は「算数なんてイヤー」と言っていた子ども達も、一度鉛筆を握れば、集中して黙々と取り組みます。


自分のペースで進めていき、計算が終わると「できた!」と笑顔で宣言します。答え合わせの結果に一喜一憂しつつも、みんな達成感を感じているようでした。また、中には2回目のタイムが、1回目よりも2分ほど縮まった子もいました。

子どもの持っている力の大きさに驚かされました。


続いてポケモンドリルに取り組みました。


算数か国語を選び、2ページ分やるよう伝えましたが、3ページ目、4ページ目と取り組む子どももいました。

とってもやる気と集中力に満ち溢れていました。


その後、「ポケモンPCチャレンジ」で、パソコンの操作も体験しました。株式会社ポケモンさんよりスタッフの方がわざわざお越し下さって、一緒にPCチャレンジをしたり、ポケモンのお話をして下さいました。

子ども達はとても楽しそうでした。


最後に「ポケモンペンフレスクール」という、被災地の小学生と全国の小学生の文通をすすめる企画の説明がありました。


ポケモンペンフレスクール


始終、和やかな雰囲気で、子どもたちはのびのびとしていました。


この日は、東京・仙台の学習サポートスタッフがうかがって行われた「ふんばるんば」でしたが、この地区は、6月16日・21日の記事でご紹介した通り、今月から地域の方のご指導のもと、小学生を対象とした寺子屋的な学習支援を行うことになったところです。学期中は毎週木曜日16:00~18:00、夏休み中は月・木の9:30~11:30の週2回開催します。


この「寺子屋」が、学びの場であることに留まらず、子どもたち同士の、学年や学校を越えた交流の場になっていってほしいなと思いました。

(ふんばろう東日本支援プロジェクト「学習支援プロジェクト」 品)



ふんばろう東日本支援プロジェクトの「学習支援プロジェクト」とは

ふんばろう東日本支援プロジェクトでは、震災によって大きく変化した子どもたちの学習環境において、学びをサポートする大学生・社会人の派遣、学習教材の提供などを通して、子どもたちの学びたい気持ちを伸ばし、未来を選んでいける力を育てるお手伝いをしています。
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